初めに
行って参りました、LOUD PARK13。
去年に引き続き、2度めの参戦です。
畑違いと思われる「Stone Temple Pilots」がブッキングされたり、大トリの「King Diamond」がドタキャンしたりと、今年は何かとドタバタした感が拭えないね。
個人的にも今年は去年と比べ、絶対観たいなと思えるバンドも少なく、残念に思っていたのだけれど、何だかんだ言っても行けば楽しめるのがフェスというもの。
存分に楽しませていただきました。
去年は序盤に見たいバンドが出ないからといって、遅く会場に到着したのだけれど、あまりの楽しさに、初めから観るべきだったと後悔したものでした。
それを踏まえ、今年は前夜の飲みもある程度控え(それでも結構飲んだらしく、あまり記憶が無い)、しょっぱなの「Lost Society」に間に合うように出発。
余裕を持って会場に到着。
Tシャツ付きのチケットを買ったので、それを着ていったのだが、去年の帰り際に寒かった記憶があるので、中に長Tを着て行きました。
会場にいる客はもうほぼ100%の割合で何らかのメタルTシャツを着ている。
なかなか見られない景色だ。
入り口でキレーなオネーチャンからドリンクチケットをもらえるので、早速ビールと交換。
スラッシュを堪能するためにもビールを飲んでおかなくちゃあ。
「Lost Society」を観るために早速アリーナへ移動。
まずまず前方を確保。
客電が落ちて、いよいよスタートだ!
Lost Society
さすが若手のスラッシャーだけあって、迫力あるパフォーマンスだ!
ステージをのっしのっし歩いたり、過激なヘドバンなど、とっても好印象なステージ。
「Thank you so fuckin’ mutch!」というMCで会場はウオー!って盛り上がったよ。
演奏力がまだ発展途上なのはご愛嬌、サイコーのバンドだった。
Crossfaith
さて、2番手はULTIMATE STAGEに移動しての「Crossfaith」。
このバンドは日本のバンドということで、このLOUDPARKをきっかけに知ったバンドなんだけど、一応アリーナで聴くことに。
好みの音楽性ではないんだけど、なかなかの迫力を感じた。
サークルピットを作らせたり、客をしゃがませた後の一斉ジャンプなど、煽りが上手なバンドだなと思った。
ヘドバン世代のオッサンには、あのねぶたのステップみたいなノリ方がよくわからず、端っこで観ているだけだったけど。
ドラムの人の叩き方が独特で(見せるための叩き方をしている。そういう意味ではYOSHIKIみたいだ)、そこは素直に格好良いと思ってしまった。
Bring Me the Horizon
3番手の「Bring Me the Horizon」もアリーナで鑑賞。
これまた好みの音楽性ではなく(オールドスクールなバンドが良いなぁ)、ノリ方もわからないんだけど、ヴォーカルの声がかっこいいなー。
オッサンには出せない声の出し方だよね、あれ。
Devin Townsend Project
3バンドをアリーナで観て体力も消耗し、4番手の「Devin Townsend Project」は席に座って鑑賞。
難解な音楽は座って観るに限る。
現在は「Strapping Young Lad」の曲はプレイしないのかな?
あれは好きなんだけどなー。
弦楽器3人が並んで、マシンガンの斉射みたいに演奏してたのが印象的だった。
Therion
5番手は「Therion」。
うーむ、怪しいバンドだ。
白塗りの男ヴォーカル(オペラ声とグロウルを使い分ける)と、女ヴォーカル二人(どちらもオペラ的歌い方)がまず怪しさ爆発。
それでもやっぱ他バンドにない魅力があるなぁと感じた。
演奏開始前にトラブルがあったらしく、演奏開始が遅れたり、演奏曲のミスがあったりと、いろいろあったけど楽しめたよ。
演奏曲を間違った時、「Sorry」とか「スミマセン」とか言ってたのが面白かった。
Therionを観ながら昼食。
東京豚丼ってのが予想以上に美味しく(味には期待してなかったんだけど)、大満足でした。
こういうフェスってのは食も大事なファクターだね。
Lordi
お腹も満たされたところで、6番手の「Lordi」。
今日のバンドの中で一番音量がでかい!
ゾンビのコスプレも観てて楽しいな。
でも音楽性はあまり私の好みではなく、うつらうつらとしてしまいました。
Lynch Mob
7番手は「Lynch Mob」。
これまた好みの音楽ではなく、自席でうつらうつら。
Behemoth
8番手、「Behemoth」。
「Lynch Mob」をBig Rock Stage側から観ていたときすでに、Ultimate Stageはぎゅうぎゅう。
人気の高いバンドなんだなぁと思ったよ。
ヴォーカルの人のオーラというか存在感は凄まじかった。
ただ、私はもっとスピード感がある楽曲が好きなので、あまりハマれませんでした、ハイ。
Carcass
9番手は私的本日のメイン、「Carcass」。
…後日別項としてアップ予定。
Angra
10番手は「Angra」だ。
「Angra」もアリーナで鑑賞。
「Angels Cry」から始まり、
「Time」や
「Carry On」など、
1stアルバムから多くやってくれたのが嬉しかった。
「Carry On」はさすがにキーが高くて歌えてなかったけどね。
新ヴォーカルは高音の出る人を選んで欲しいな。
「Spread Your Fire」とか、「Evil Warning」も聴いてみたかった。
音質も充分にクリアで、テクニカルな演奏が心ゆくまで堪能出来ました。
Europe
11番手、「Europe」。
王道ハードロックの古典。
自席にてゆっくりと鑑賞。
ロックに年齢関係なしだね、素晴らしいパフォーマンス。
「Final Countdown」のキーボードが耳から離れないよ。
Stone Temple Pilots
12番手、「Stone Temple Pilots」。
うーむ、あまりに自分の趣味と違う…。
そう感じた人も多いのではないだろうか?
席でうとうと→帰宅のコースでした。
難しい話はよくわからんが、寝るくらいなら帰ったほうがマシだと判断。
終わりに
…てな感じで1日目が終了。
1日じゅうメタルを聴くのってこんなに疲れることなんだねー。
ビールの飲み過ぎも結構疲れるものだ。
体はクタクタだが、明日も楽しまねばなるまい。
2013.10.28 Freakz
(追記)
これが9年前だから自分も若かったんだな。
聴く音楽の幅が狭い狭い。
「趣味じゃない」の一言で切り捨ててしまっているのがもったいなく思えて、過去に戻って自分に説教したい。
「Lost Society」も今や中堅となり、落ち着いた音楽へと変化している。
「Crossfaith」はなんと青森に来てくれたことがあり、彼らをライブハウスで観るという貴重な体験をしました。
狭いライブハウスでもウォールオブデスをやったのにはビビった。
「Bring Me the Horizon」は深化を繰り返し、メタルの枠をスポーンと飛び出しましたね。
アーティストとして正しい姿だと思う。
「Devin Townsend Project」の魅力を、このときの私は理解できなかった。
今ではとても好きなバンドだ。
「Europe」と「Stone Temple Pilots」は絶対にアリーナで観るべきだった。
色々と後悔が多いが、それでも楽しかった、行って良かった、と思われるフェスの魔力が、LOUD PARKにはあるのだ。
2023年のLOUD PARK、もうホテル取ったよ!
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