ライブレポート Carcass 2013.10.19 LOUD PARK13

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初めに

間違いなくこの日一番の盛り上がりを見せた「Carcass」。

私は生「Carcass」初体験で大興奮でした。

新譜の出来栄えも素晴らしく、最も期待して臨んだライブです。

遠目からだがBill Steerは相変わらずのイケメンだ。

変わらないねこの人は。

フロントマンのJeff Walkerは、アルバムのアートワークの姿とはだいぶ変化している模様。

前髪も後退し、全体的に太ったみたいだね。

その醜悪な(失礼)姿がますます「Carcass」の音楽性に合ってきているようだ。

Buried Dreams

1曲めは順当に4thアルバム「Heartwork」の1曲目からスタート。

スローでムーディなナンバーであるが、メロディが美しく、かつ構成が練られていて全く飽きない。

演奏も完全に安定しているみたいだ。

Incarnated Solvent Abuse

スローな1曲めに続き、サードアルバム「Necroticism – Descanting the Insalubrious」からの1曲だ!

Michael Amott作曲の名曲で、確か「Arch Enemy」でもカヴァーしてなかったっけかな。

冒頭のブラストビートで一気に客がヒートアップ。

でっけぇサークルピットができて、端っこにぐいっと押し出された。

疾走パートやブラストになるところがすんげぇ格好良い!

Unfit for Human Consumption

続いて新作「Surgical Steel」からプレイ。

一瞬「Rotn’Roll」(「Heartwork EP」収録)かと間違いそうなリフでスタート。

どちらかと言うと解散直前の「Carcass」っぽい音楽性で始まり、後半は怒涛のデスラッシュ。

思わず私もテンションが跳ね上がり、前方へ突進してしまった。

Medley

続けて「Edge Of Darkness」が始まったなぁとぼんやり聞いていたら…突然「This Mortal Coil」に曲が変わってびっくりした。

「Edge Of Darkness」はイントロ部のみ。

客を驚かせて楽しむ稚気に富んだ彼ららしい演出。

「This Mortal Coil」もAmott作曲の名曲で、主題のリフの出来栄えが素晴らしすぎる。

汗だくで暴れまわってしまった。

Reek Of Putrefaction

さらにさらに間髪入れずにこの曲!

2ndアルバム「Symphonies of Sickness」の冒頭曲で、グラインドコアの名曲。

こんな初期作品からやってくれるなんて感激だ。

Bill Steerもきちんと歌っているようで、なんだか感慨深い。

Cadaver Pouch Conveyor System

再び新作から。

名曲揃いの新作の中でも突出して出来栄えの良い1曲だ。

メロディアスなソロあり、疾走感あり、ブラストのキレも半端ない。

複雑な曲構成も好印象。

これがホントに17年も活動してなかったバンドなのか!?

Genital Grinder

続いて始まったのはファーストアルバム「Reek of Putrefaction」の曲。

地底を這いずりまわるような重たいリフでスタート。

1stの曲もやるなんて嬉しすぎる!

Pyosisified (Rotten to the Gore)

本来なら「Regurgitation Of Giblets」につながるところだが、これまた意表をついて「Pyosisified (Rotten to the Gore)」へと雪崩れ込む。

いやぁ、後期からのファンはライブの中盤部、何だか分かんなかっただろうなぁ。

初期の曲が予想以上に多いもんね。

ドロドロした内臓がピッタリのリフだねぇ。

Exhume to Consume

さらに曲間なしでスタート。

初期の名曲たちがこれでもかと畳み掛けてくる。

個人的に、「Carcass」の詞をそのまんまリフにしたらこれになると思う。

何たる凶々しさだ。

随所で入るブレイクも心地よい。

ブラストに雪崩れ込むあたりで私の体力は大分尽きていましたよ。

Captive Bolt Pistol

また新作から1曲。

「Carnal Forge」(「Heartwork」収録)風のデスラッシュだ。

うーん名曲。

疲れてるのに頭振らされて首が痛い痛い。

後半の速ーいソロがすごすぎる。

Medley

3rdのイントロSEから「Corporal Jigsore Quandary」→「Forensic Clinicism/The Sanguine Article」のメドレー。

すげぇ選曲だなこれ。

スタジオ盤よりテンポ早めの演奏。

とにかく執拗に、複雑にこねくり回されたリフ展開がたまらん。

Ruptured in Purulence

続けて、これまた2ndの曲で、意外だった。

重厚感のある序盤から、一気にブラストへなだれ込む展開は圧巻の一言。

Heartwork

そのまま雪崩れ込んだのはこの曲。

この曲は外せないよねー。

ラストのサビ前のタメが涙を誘う。

別格の名曲。素晴らしい出来栄え。これにて幕。

最後に

演奏以外でのパフォーマンスと言えば、背後のスクリーンに映し出されるグロテスクな映像だ。

死体や奇形の写真から、解剖の動画(動いてるよ!)まで、生理的嫌悪感を催す映像満載。

これを以ってして「Carcass」完全復活だと喝采を送りたい。

2013.10.29 Freakz

(追記)

これは2013年か、こうやって普通にメタルフェスに行けることがいかに幸せなことか痛感するなぁ。

またこういう時代が戻ってきますように。

2022.4.22 Freakz

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