⑤ほうれい線上のアリア Air On The Smile Lines

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ラララって歌うより面白いじゃないか

———-この曲はどういう曲なの?

そうだなぁ、アルバムのA面のラストを飾る曲で、カウベルを入れたりコンガを入れたり、サンバ調の風味があるメタルだね。

アルバムのブックレットの解説でYOSHIFUMIが「重戦車」と表現してくれたけど、それはまさにその通りで、この曲のギターはダウンチューニングしてある。

だから他の曲よりもヘヴィに聴こえるかもしれないね。

———-冒頭にまた妙なハミングを入れているね。

「かいかいかい」と「にゃーにゃーにゃー」だろ?

「こういうのでいいんだよ」に入れた「あむー」と同じで、これにも意味はない。

メロディを思いついたときに仮に付けていた言葉をそのまま使っている。

でもラララって歌うより面白いじゃないか。

———-まぁ、妙な雰囲気は出るね。

インパクトのある歌メロをいくつも含んだ曲で、上手くまとまるか不安だったけど、コーラスで「ほうれい!」と叫んでくれた天野琴音さんに感謝だね。

あのコーラスで曲がしっかりとまとまった。

多くの人は退屈に思うかもしれないけれど

構成も複雑というか、実験的というか。

プログレらしく静寂パートを設けてある。

多くの人は退屈に思うかもしれないけれど、こういう深々と浸れるパートを入れたくてね。

人間椅子の「人間失格」のような。

あとはフィッシュマンズのような浮遊感も出したかったんだ。

———-エンディングもどちらかというとメタルらしくないね。

そうだね、ベースがブイブイ動いて、ギターはカッティングで。

A面ラストに向かって徐々に上がっていくラストにしたんだ。

上手くいったと思うよ。

今できる表現をすればいいだけ

———-歌詞についてはどうだい?

最近ネットで「劣化」って言葉をよく目にするよね。

人に使うんだよ、この言葉を。

例えば美貌の女優さんが年老いたときとかに使われて、非常に気分が悪い。

人に対して「劣化」とか言ってるやつは、自分がこれから往く道だってことに気づかないのかね、嘆かわしい。

———-つまり主題は人の見た目?

そうだね。

ルッキズムとも関係してくるけど、結局人間は自然が一番なんだよ。

年相応の姿でカッコよさを出せば良い。

Jon Bon Joviなんかいい年の取り方してるよなぁって感じない?

James Hetfieldなんて今が一番かっこいいんじゃねぇかって思うくらいだ。

逆にVince Neilみたく若い頃と風貌がかなり変わってしまう人もいるけど、良いんだよ自然のままで。

まぁ彼の場合は健康上の心配をしてしまうけれども。

———-確かに、若いことこそが良いことっていう価値観はもう時代遅れかもね。

その通り。

その証拠に一昔前よりも、長くステージに立つミュージシャンが多くなったと思わないか。

Ozzy OsbourneもRob Halfordもまだ現役なんだぜ。

若い頃と比べて衰えたとか余計なお世話だっての。

今できる表現をすればいいだけなんだから。

———-でも君は化粧水に乳液にと、美容にかなり気を使っていると聞くけれど…

うん…。

まぁね。

ほら、人の心はアンビバレンツだからね。

まぁなんだ、その、気にすんなって。

———-…。

2022.6.6 Freakz

聞き手

マルセルク・アダムス・ガレット:詭弁研究科

 

 

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