Paul Bostaph ~Slayerにとって「最高」のドラマー~

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前任がスラッシュメタル界きっての名手

Dave Lombardoの後任としてSlayerに加入したPaul Bostaph。

前任がスラッシュメタル界きっての名手だっただけに、そのプレッシャーは計り知れないものがあっただろう。

Daveよりも聴いてて心地良く感じることもある

Paulのドラミングは非常に丁寧に、正確に叩かれている。

手数の多さもハンパなく、ずっしりと重いビートはインパクトがあった。

ミドルテンポの曲なんかは、Daveよりも聴いてて心地良く感じることもある。

やはりDaveの穴は大きい

しかしDaveのような疾走感は正確無比に叩いているだけでは生まれない。

ゆえに、「Slayerのようなバンドにはイマイチ合わない」「やはりDaveの穴は大きい」と当時痛感したものだ。

そしてまた、誰もがそう思っているんだろうなぁ…と思っていたのだが、意外とそうではなかったらしい。

Paulのドラムの方が好きだという人も結構いるみたいなのだ。

「正確=上手い」というのはあまりに短絡的

恐らく前述の通り、正確なドラミングが好みの人は、Paulを推す。

ベースをプレイする人からの指示も厚いようだ。

しかし、「正確=上手い」というのはあまりに短絡的だ。

Daveは意図的にタイミングを少しだけずらして、あのスピード感を生み出している。

機械にはできない、血の通ったビートだ。

Paulのドラムが非人間的だというわけではないし、上手いなと感じる曲もある。

結局は好みの問題に還元されてしまうことなのだが…。

しかしこれだけは言えると思う。

「Paulのドラミングはより正確であるがゆえ、Daveより勝っている」という解釈は、間違いである。

2010.1.25 Freakz

〈追記〉

なんだか論理学のようなこと書いてますね。

一言でいうと私はDaveのドラミングが好みなんですね。

さてさて、「Slayer」が活動を停止してからかなりの時間が流れ、ようやくKerry Kingが動き始めた。

もちろん、Paulと一緒にである。

まずはこの二人の動向がとっても気になるところ。

新曲は作るのか? 来日は?

来日といえば、Daveの来日が決まりましたね。

「MR.Bungle」として、あのMike PattonやScott Ianも一緒に。

これは観たかった。

でも日程が、私の仕事を絶対に外せないときなもので、泣く泣く諦める。

それか辞職して行くかだな。

「Slayer」のドラマーが両者、同時に活動を始めた感じがして、往年のファンとしてワクワクが止まらない。

2023.12.4 Freakz

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