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ヒットチャートに顔を出すことは、少ない
ヘヴィメタルという音楽が、業界のメインストリームを走っていたのはかなり昔の話。
現在ではヘヴィメタルがヒットチャートに顔を出すことは、少ない。
邦楽ではなお顕著であろう。
そんな邦楽界で、れっきとしたヘヴィメタルをプレイしていながら、ヒットチャートや歌番組にも顔を出したバンドがいる。
それが「Sex Machineguns」だ。
商業的にポップス勢にはかなわない
彼らのプレイする音楽は、スラッシュメタルやジャーマンメタルの類が多い。
オーソドックスなハードロックも演る。
そのようなバンドは日本にだってたくさんいるのだが、商業的にポップス勢にはかなわないし、まずテレビにも出ない。
しかし彼らは違った。
コミカルな歌詞や、テレビ映えするハイテンションなパフォーマンスが功を奏したのか、テレビでの露出が一時期増えた。
それに伴って、チャートにも姿を現しはじめた。
本当に痛快に思えたものだ
それは確かに、音楽が評価・注目されての現象ではなかった。
しかし、テレビに出演すれば、ヘヴィメタルをプレイするのだ。
一般の音楽ファンからは若干蔑まれている感すらあるヘヴィメタル。
それがテレビで流れ、チャートに名を連ね、武道館でライブまで行った。
これは本当に痛快に思えたものだ。
大きな大きな功績だ
一般人までヘヴィメタルのエリアに引きずり込んだ。
これは「Sex Machineguns」の、大きな大きな功績だ。
2010.1.15 Freakz
〈追記〉
これは13年前の分析だけど、13年経つと音楽を取り巻く環境もガラリと様変わりしてしまうものだ。
現在、メタルは確かに音楽業界のメインストリームではないが、その境目はどんどん揺らいでいる。
メタルバンド以外もメタルの要素を加え、グロウルも用いられる。
若手のバンドはその辺り躊躇なくミックスさせてくるので面白い。
また、CDの売上が収入に直結していたのはもう過去の話、ヒットチャートなどは死語になりつつある。
聴き方も、ダウンロードやサブスクで聴くことが一般的かもしれない。(メタルシーンはまだフィジカルが売れている方だ)
テレビを全員が観る時代は終わり、Youtubeなど、自分が好きなものを選んで観るように変わった。
だから、上記の分析は、もしかしたら若い世代には意味の分からない可能性がある。
でもね、ホントに痛快だったのよ、アレは。
現在「Sex Machineguns」は紆余曲折を経て、精力的に活動している。
Anchang自身が公言している「古臭いメタル」は今後需要が高まりそうな気もする。
「Sex Machineguns」はここからさらに面白くなる!
2023.12.4 Freakz
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