ライブレポート 人間椅子 2012.9.23 弘前Mag-Net

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初めに

行って参りました。

「人間椅子」秋のツアーファイナル。

題して「弘前Mag-Net15周年記念LIVE 此岸御詠歌~秋の東北編~」。

大抵青森県は青森市で演ることが多いのだが、今回は弘前。

きっちりホテルも取り、気合を入れて臨みました。

当日券だったので入場は一番最後だったけど、問題なし。

普通に前の方で観れた。

まずはビールを片手にSEに耳を傾ける。

「人間椅子」のTシャツを来ている人が多く(当然ではあるけれども)、他バンドのシャツは「Slayer」くらいしか見つけられなかった。

女性客も以前より増えたような気がする。

時間ピッタリにライブがスタート。

律儀だね。

いつものオリジナルSEが鳴って(これが此岸御詠歌っていうのかな?)3人が登場。

歓声。

阿呆陀羅経

最近この曲で幕を開けることが多いね。

ノリがよくキャッチーで、かつ3人のボーカルが聴ける。

オープニングにはうってつけな1曲だ。

賽の河原

明るい曲から一転、鬱々としたスローナンバー。

デビューアルバムからの1曲で、プレイされる頻度も高い名曲。

イカ天で演っていたのを思い出す。

 

MC

Youtubeのおかげで動員数が増えているという話。

昔放送されていた「人間椅子倶楽部」という番組が多くアップされていて、一体誰がやっているのだろうと言っていたが、それ、私の知人だ…。

抜けている回は私がアップしますよと鈴木。

鈴木は全放送分を取っておいているらしい。

狂ひ咲き

今回は古い曲やレア曲を演るという嬉しいアナウンス。

ベスト盤のみ収録のレア曲だ。

ライブで聴くのは初めてかも。

ギターの刻みが細かくて心地良い。

泣けば山からもっこ来る

さすが、津軽でライブをやるからには、津軽弁ソングは外せないね。

鈴木の津軽弁が冴え渡る。

歳のせいか少し辛そうに歌う場面もちらほら。

ラストの激しくなるパートは盛り上がったなぁ。

 

MC

「人間椅子」はシングルはちょっとしか出してなくて、その内の1曲を演る。

和嶋が2連のギターを出してきたので、すぐに「夜叉ヶ池」だってバレてたと思うけどね。

夜叉ヶ池

長尺の曲を軽々とこなす様はカッコイイね。

前半がバラード、後半が一転してハードになる曲だ。

こういう長い曲をシングルに持ってくるあたりが、非商業的で好感。

若いころの歌だからキーが高くて、出るかどうか不安だったが、なんとか乗り切りました。

芋虫

レア曲としてファンクラブ限定ライブで披露してから、結構演るようになったみたいだね。

結構評判の良い曲で、ゲームのエンディングに使われてたりする。

元々が長い1曲だが、ギターソロを長めにとって、さらなる長さに。

江戸川乱歩の「芋虫」の世界観にどハマリなベースラインがたまらない。

 

MC

若かりし頃に聞いていたラジオの話題から、Zeppelin派、Purple派の話に。

その流れで演奏が突然スタート。

Burn(Deep Purpleのカバー)

と言ってもフルで演奏したわけではなく、ギターソロの部分だけ。

「Deep Purple」ってあまり好きな部類じゃないけど、こうして生で聴くとソロ超カッコイイ。

 

MC

鈴木は学生時代、こういうラジオを聞きながら勉強していたが、和嶋は「ながら勉強」は苦手だったらしい。

でも鈴木も、ラジオで「Kiss」がかかると勉強の手が止まると言っていた。

ここでノブのMCも入る。

いつもは終盤で登場するノブMC。

「こんな序盤から、歌っていいですか!」

いつものテンションだ。

孤立無援の思想

ノブいわくダンスナンバー。

ミラーボールが天井で回り、ヒジョーに人間椅子らしからぬ雰囲気…だが心地良い。

こういうのもアリっちゃあアリだよねぇ。

 

MC

女性客が多いせいか、結構盛り上がった「孤立無援の思想」。

それに気をよくしたのか和嶋、毎回こういう曲を1曲入れるのもいいかも的な発言。

私もそれは悪くないなと思います。

ライブが平坦になるのを防いでくれるもんね。

鈴木「どだばで始まるどだればち」

どだればち

津軽弁曲第2弾。

Sabbathちっくなリフがたまらなく心地よい。

弘前生まれの私には違和感ない詞だが、県外の人には辛いだろうねぇ。

そういえばベスト盤には訳詞が乗ってたね。

 

MC

赤ちゃん言葉というのはよく聞かれるが、爺さん言葉というのはなかなか聞かない。

それを使った、と和嶋が紹介して次曲へ。

今昔聖

これはライブで初めて聞いたかな?

2回目だったかな?

忘れた。

あまり印象に残らないと思っていたが、今回はすごく良く感じた。

アルバムのラスト曲にしてはあっさりしてるからかな?

 

MC

自分との対話がとても大切だという話を和嶋。

木曽のロックフェスに出たとき、テントを張って山奥に一人で泊まったらしい。

ワイン2本を開けていい気分になった和嶋は、座禅を組み始めたのだが(かなりの変人だ)、気がつくとテントの中に横たわっており、体中に生傷が…っていう不思議話をしていた。

もしかしたら宇宙人に連れて行かれたのかも、と和島が言うと、鈴木がすかさず「また!?」。

深淵

最近間違い無くプレイされる1曲。

イントロの陰鬱なギターが超好き。

ストレートでかっこ良いリフと、変拍子のサビ。

大迫力。

この激しい流れのまま次曲へなだれ込む。

心の火事

セカンドアルバムから懐かしい1曲。

スラッシーなギターリフがカッコイイね。

人気曲。

相克の家

前曲の興奮冷めやらぬうちからタムがうねり出す。

「相克の家」だ。

以前も書いた気がするが、コロコロと落ち着きなく変わる展開が知的。

それなのにノッてしまう奇跡の1曲。

 

MC

鈴木が今度「Cactus」の来日ライブを見に行くという話。

なんと下北沢でのライブらしい。

「Cactus」と下北・・・ううむ、すごい取り合わせ。

Evil(Cactusのカバー)

これもフルではなく1部分だけの演奏だが、和嶋がボーカルを取った。

「人間椅子」が演ると古臭く感じない。

「Deep Purple」の時も思ったけど。

「Evil」というのは邪悪という意味で…という流れから次曲へ。

地獄

MCから地獄という流れが斬新。

テンションが上がって盛り上がってきた時に、畳み掛けるように演るのが「地獄」だと思っていたからだ。

中間部の静寂パートが秀逸で、地獄を音にしたらまさにこんな感じ。

名曲。

天国に結ぶ恋

本篇もラスト近いな、と思わせる1曲だ。

ほぼ毎回プレイされる人気曲。

イカ天でも演奏してたね。

何度聴いても良い物は良い、名曲。

針の山

本篇ラスト曲。

意外な曲を持ってくる必要はないのかもしれないが、まあ、これしかないわなぁ。

でもダイナマイトでもいいかも。

パチンコ曲は封印?

それでもやっぱ盛り上がりました。

 

ここからアンコール。

和嶋、ノブはTシャツに着替えて登場。

さらに人間椅子タオルを頭に巻く。

相変わらずファッションのファの字もない和嶋(褒め言葉)。

鈴木はいつもの白装束。

人面瘡

久々にライブで聞いたなぁ。

若い頃に作られただけあって、アイデアのつまり具合が半端ない。

完成度が非常に高い1曲。

サビ前のギターなんて、ポップ性すら感じさせる。

変拍子部ではフロント二人が並んで、楽器を振りながら演奏。

微笑ましい。

地獄風景

これまた恒例の、しかし非常に盛り上がるスラッシュ曲。

以前も書いたが、スラッシュ曲では前任のマスヒロのほうが格上。

でもノブが加入してからもう8年になるらしい。

マスヒロと比べるのもそろそろやめないと。

マスヒロにはないノブなりの魅力もいっぱい分かってきたから。

 

アンコールその2。

鈴木が白いズボンだけで上半身裸で登場。

客性は笑いに包まれる。

スタッフの人も笑ってたなぁ。

どっとはらい

最後はお決まりの1曲。

鈴木のナナフシ的動きも炸裂し、パフォーマンスもだいぶ気合が入っている。

相変わらずプログレ部は難解だし、やっぱやっぱ名曲。

和嶋もギター担いで弾くわ、歯で弾くわ、いつものパフォーマンス。

最後にメンバーを紹介して幕。

終わりに

3人とも46歳になったそうだが、ますますパワフルだ。

来年は自腹を切ってでもアルバムを出すと宣言していたので、今から楽しみだ。

いつまでも応援したいなー、人間椅子。

2012.9.24 Freakz

〈追記〉

知人に確認したところ、知人がアップした人間椅子倶楽部はすでに消去され、

現在アップされているものは別の人だったみたい。

2012.10.10 Freakz

〈追記〉

会場の弘前Mag-Netはもうすでにないが、別の場所に弘前KEEP THE BEATとして意志は受け継がれている。

しかし、この時代は普通に当日券で人間椅子を観られたんだよなぁ。

今じゃファンクラブ先行でソールドアウトしたりするからね、偉い違いだ。

まだ「此岸御詠歌」を認知してないな自分、懐かしい。

「夜叉ヶ池」は、このときはCDと同じ演奏。

その後、キー下げ再アレンジを経て、現在の原キーノブ歌唱バージョンに至る。

自分、「孤立無援の思想」に少し戸惑いを覚えてて面白い。

まだこういうストレートな曲に慣れてなかったんだな、きっと。

「今昔聖」に対しても違和感を抱いてるっぽいね、過去の私。

「ここからもう一展開」っていうのが「人間椅子」だったから、そう感じたんだろうなぁ。

なんだか「人間椅子」の音楽的変化の過渡期におけるファンの心情が表れていて興味深い。

この後、自腹を切らずとも音楽活動ができるようになるとは、誰も想像できていなかったに違いない。

2023.12.4 Freakz

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