アルバム通しての流れとか構成は、アルバムの評価に大きな影響をもたらす
1枚のアルバムに収録される曲数は、多すぎるとあまり良くない。
モチロン、グラインドコアなんかはたくさん収録してナンボなので、一概には言えないのだけれど。
1枚のアルバム通しての流れとか構成は、アルバムの評価に大きな影響をもたらす。
中だるみしてしまうとか、尻すぼみで終わるとか、そういったアルバムは高評価には繋がらないはずだ。
たとえ良曲を多く収録していたとしても。
中だるみも尻すぼみもなく、良い具合にまとめるには10曲前後が丁度いいのではないか。
昔の作品は、7~9曲といった収録数のものも多くあった。
しっかり作りこんだ楽曲であれば、決して物足りないなんて思わない。
10曲前後だと物足りないよ、というリスナーもいるかも知れない。
しかし、16曲とか、多くの曲を含んだアルバムに良い作品はあまりない。(少しはあるけど)
どうしても途中でだれたりして、まとまりが悪いのだ。
16曲などを収録して、構成に齟齬が生じないようにするのは至難の業だ。
「どれを収録しないか」の方が大事
後期「Sepultura」や「Soulfly」のアルバムに収録されてる、小品というか、ちょっとした効果音のような曲は、収録している意図が全くわからない。
まさに蛇足で、アルバムとしての流れがそこで完全に断ち切られている。
教育は「何を教えるか」よりも「何を教えないか」の方が大事と言われる。
音楽作品も同じで、「どれを収録しないか」の方が大事。
2011.12.20 Freakz
(追記)
今や時代は代わり、CDは過去の遺物となりつつある。
Spotifyなどでラフに音楽を楽しむ若者も多いようだ。
購入するとしてもダウンロードがメイン。
この間パートナーの知人に自分のCDをプレゼントしたら、聴くための機器がないと言われて驚いた。
今やそういう時代なのだ、ということは理解しつつ、それでも、音楽は、アルバム単位で聴きたい。
アルバム単位で評価したい。
CDが普及したときに、レコードは廃れてなくなると予想した人も多かろう。
しかし、現在でもレコードは生産され、プレイヤーだって売られている。
スマホで本や漫画を読む人がいくら増えても、紙の本はなくならないだろう。
CDもきっと、なくならない。
アルバム単位で聴くことに意義があるから、というのも理由の一つに違いない。
今にきっとフィジカルの良さも見直されるはずさ。
CDは自分の青春!
2022.6.21 Freakz
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