ライブレポート Gyze 2018.6.8 clubasia

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初めに

行って参りました、「Gyze」の「龍吟」リリースツアー。

以前LOUDPARKに出演したときから気になってはいたバンドで、残念ながらその時は見逃していたのだ。

念願かなって嬉しい。

しかもゲストが「Her Name in Blood」ときた。

これは見逃すわけにはいくまい。

例によってラーメンで腹を満たし、渋谷はclubasiaに到着。

「Gyze」のシャツや「Her Name in Blood」のシャツはもちろん、「Arch Enemy」のシャツなどを見かける。

何故か番号が妙に若く、すんなりと会場に入る。

まずは物販だな。

「Gyze」のタンクトップは惹かれたけれども、ロゴのみのシンプルなデザインが好みに合わず、「Her Name in Blood」の物販へ。

こちらはバラエティに富んでいて面白い。

迷ったけれども、「Pantera」の俗悪オマージュシャツがあったのでそいつに決めた!

荷物をロッカーに預け、開演までビールを飲みながら待つ。

この会場、なんでこんなに客電が眩しいの?

余談ながら、トイレに行って戻ってきた知人が2杯めのビールを持っていたのが可笑しかった。

メタルに酒はつきものである。

程なく暗転し、まずは「Her Name in Blood」のターン。

歓声が上がる。

Her Name in Blood

・・・と言っても、「Her Name in Blood」のライブは初めてで、アルバムも最新作「POWER」しか聴いていない。

曲順も曖昧だから順不同で書いていくぞ。

Power

初っ端がこれ、だったかな?

すでに記憶が曖昧だが、最新アルバムのタイトルトラック。

メタルコア度かなり高め、聴きやすさ抜群のナンバーだ。

しかしIkepyの筋肉がすごすぎる!

これだけでステージに比類のない個性が生まれるのだから、バンドは面白い。

メロディーを歌うIkepyの艷やかな声も十分に魅力的で、演奏もすんごいうまい。

これはでかくなるバンドだな。

Savior

なかなかの疾走ナンバーで、新作の中でも気になっていた1曲だ。

Ikepyのヴォーカルはほとんど音源と同じクオリティ。

こういうのを実力派というのかな。

そして楽曲の構成が実に複雑で芯が通っていて美しい。

聴き込むと癖になってくるのだ。

Mask

これこれ、これが聴きたかったのよ!!

最新作のキラーは間違いなくこの曲。

暴虐なリフに疾走感。

それでいて実は一筋縄でいかない、練られた展開。

特に2番が瞬殺で駆け抜ける展開は鳥肌モノだ。

そして、今回はこの曲に「Gyze」のメンバーがセッション参加。

唯一無二のステージに観客は狂喜乱舞だった。

Kingslave

これも聴きたかったー!

どことなく「Megadeth」風のリフ。

サビのドコドコドコ、ってとこのIkepyのパフォーマンスが実に秀逸。

フロント・ダブルバイセップスをいちいち決めるのがかっこいいやら面白いやら。

不勉強のため、オリジナルで知っていた曲は以上になる。

途中で、「Gyze」の「Pirates Of Upas」を演奏したり(イントロのみだが、こういうタイプの曲も普通にうまいのね)、ラストは「Metallica」の「Master Of Puppets」を演奏したりと、なかなかに遊び心がある。

Ikepyの着ているタンクトップには「マイプロテイン」の印字、途中で飲むドリンクはアミノ酸という徹底ぶり。

芸風もかなり確立されてきているようだ。

今度、「Sex Machineguns」とのツーマンも観に行こうかと思っているので、今から楽しみなのである。

Gyze

というわけで、続いて「Gyze」が登場。

ムキムキで、筋肉マシマシのIkepyと比較して、なんとスリムなことか!

あんなに細くてもピロピロと速弾きができるのであるなぁ。

「Gyze」も不勉強のため、順不同でレビューだ。

Pirates Of Upas

はい、こちらが本家。

ギターが一本なのでどうしても音が軽くなる。

まるでAlexiのような格好でギターを弾くRyojiがカッコイイ!

しかしこのバンド、ずっとソロを弾いてるようなもんだね。

サポートギター入れたらいいのに。

Mayoi

こういう選曲が嬉しいね。

日本人ならこういうメロは涙が出るはず。

インスト曲ではあるけれど、聴きたかった曲のひとつだなぁ。

The Bloodthirsty Prince

これは聴きたかった!

しかもIkepyのヴォーカルでだ!

改めて最高のメロを持った曲だと思ったな。

当たり前だけれど、ちゃんと曲を覚えてきてくれたIkepyに拍手。

途中で「オイ!」と叫ぶパートが楽しすぎる。

なげーギターソロの間もIkepyはきちんと盛り上げてくれました!

Northern Hell Song

これはやると思ってたよ!

最初の疾走までのタメが素晴らしかった。

しかし、ホント、チルボドに似てるわ。

全員で「ノーザンヘルソング!」って叫ぶのが楽しかったー!

ラストのメロは鳥肌&戦慄ものだ!

自分が持ってるアルバムからは以上。

知らない曲もすんごくよく聴こえたよ、龍吟とか、龍神とか、ジャパニーズエレジーとか。

 

ホントは「Frozen Dictator」を聴きたかったのだがプレイされず残念。

ほんとに名曲だと思うんだけどなぁ。

終わりに

うーむ、どちらかというと、「Her Name in Blood」の方が印象に残ったなぁ。

それでも両バンドとも、それぞれの信念を持って演奏してるのが見て取れたし、ニコニコとしていていい人そうな印象だった。

ライブが終わり、「Her Name in Blood」のメンバーの人が物販にいて、これまた気さくに話しかけてくれるのが好印象。

ともかくどちらも素晴らしいバンドで、かつ素晴らしいショウであったのは間違いない。

また行きますからねー!

2018.6.14 Freakz

(追記)

「Her Name in Blood」はこの後、2回ほどライブを観た。

一度は「Sex Machinguns」とのツーマンで。

ライブハウスに入っていくときに偶然Daikiとすれ違って、声をかけてもらったのはいい思い出。

もう一度は札幌で2018年10月12日に行われたMetal Blizzardというメタルイベントにて。

このときはライブ終了後、物販にIkepyがいて、彼から直接グッズを買うことが出来た。

ステージ上と違っていたって大人しい方だった。

その後、残念ながら2021年に解散してしまったのはご存知のとおりだ。

Metal Blizzardには「Gyze」も出演していて、そこで観たのが2度目になる。

このときはまだ3人体制だったが、現在は4人体制になり、演奏の安定度も段違いに上がっている。

療養中のShujiが復活する無観客ライブをYoutubeで観たが、感動的だった。

現在のGyzeは、私が観た頃より和風のテイストを取り入れて進化を続けている。

2022.5.20 Freakz

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