ライブレポート Raglaia 2016.2.20 代官山UNIT

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初めに

行って参りました、「Raglaia」のライブ。

雨の降る中、代官山UNITの前には長い行列が。

初めていくライブハウスだったので、もう少し小さい規模を予想していたのだけれど、300人位いるのではないかな?

なかなかの人気だ。

99.5%の客が男性。

女性を見つけるのが難しいくらい。

ライブハウス内に無事入ると、すでに会場はパンパン。

ビールを飲んで気合を入れ、隙間をぬって真ん中辺りまで移動。

暗転し、Judas PriestのPainkillerが流れる。

いつもかけてるのかな?

この時点で客はかなり盛り上がっていた。

Cross

ザクザク刻むリフが攻撃的、激しい曲から幕開けだ。

演奏がまずは上手い。

Ramiも高音がよく出てる。

難易度の高い曲を安定した演奏でプレイ出来ているようだ。

Confusion

知らない曲だなあと思って聴いていたら、「Aldious」の曲だった模様。

「Raglaia」の曲だとしても違和感がない。

速い曲が続く。

Promises

感動的なメロを持った疾走曲。

圧巻なのはK-A-Zのリフとソロ。

ライブできちんと再現できる実力の持ち主だ。

ハードな音楽性の「Raglaia」だけれど、この曲は「Aldious」で演ってもおかしくない、キャッチーな曲。

しかし全パート安定しているなぁ。

Aching Memories

全パートスゴイんだけれど、ドラムの人ウマイなぁ。

「The 冠」の時もスゴイと思ったけれど、「Raglaia」の時はそれ以上だ。

これまた激しい曲。

バスドラの連打が腹にズシンと響く。

「かき乱さないで」の迫力がすごいぞRami。

ソロはデスコアのような浮遊感。

Ability

ここでようやくミドル曲。

いや、細かく難しいことはいっぱいしてるけどね。

アルバムの中ではかなりポップの部類になるかな。

聴きやすくて、ライブが一本調子になるのを防いでくれた感があるな。

ラスト辺りのRamiのシャウトは強烈。

Remember

アルバムを聴いた当初は、いまいちピンとこなかったのだけれど、実に良い曲だなぁ。

寂寥感あふれるというか。

基本的に作曲は外注のこのバンド。

これは清春の作曲だ。

この1曲がなければ、アルバムは成立していなかったかもしれない。

Bind

これはわかった。

「Aldious」の1stアルバム「Deep Exceed」からの1曲だ。

「Aldious」の曲は、「Raglaia」と違ってシンプルで痛快な雰囲気がある。

硬派で難解な「Raglaia」のライブの中でひときわ心地よく感じたものだ。

ギターの手数が少ないからK-A-Zが退屈そうに見えたのは気のせいか。

Creation

アルバムのタイトルトラックながら、最も地味な曲。

もっと聴きこめば魅力が見えてくるのかもしれない。

ミドルテンポで落ち着いた雰囲気。

ドラムソロ

恐らくメンバーが個々にプロデュースしているのだろう。

ラストに「Slayer」の「Angel Of Death」が始まったのにはしびれた。

ガチメタラー狂喜(私も含む)。

ベースソロ

そうか、Eryのマイクの位置が高いのはこういうわけだったか。

中間に「Motorhead」の「Ace Of Spades」をプレイ。

追悼の意味もあるのかな。

そういやぁ前辺りに、「Motorhead」のシャツ着た人がいたなぁ。

Eryは美しく、姿勢もよく、凛々しいプレイヤーだね。

Across

これまた「Aldious」の1stから名バラード。

Ramiのヴォーカルは激しい曲のほうが映えるね。

しかしながら、こういうキャッチーな曲が「Raglaia」にも必要ではないかと感じた。

Strings of Fate

もう一発、「Raglaia」のバラード。

パワーバラードだから、なかなか重さがある曲。

しかし寂しさが全編に漂う。

メロでもう少しカタルシスを感じさせて欲しいが、これは好みの問題か。

ギターソロ

ギタリストはこういうもの、なんだろうけど少し長かったか。

テクニックはさすがだった。

Don’t Change Your Mind

ここまでゆったりと観ていたのだが、この曲から気分がすんごく高揚してきた。

浜田麻里の名曲。

是非毎回ライブでやってほしいほどの完成度。

そして「Raglaia」にはないキャッチーさがあるのだ。

浜田麻里は偉大だ。

しかしRami、高音出まくってるなぁ。

Spilit Black

畳みかけるように「Aldious」の名曲だ。

ついついヘドバンしてしまう挑発的なリフ。

こういうのが「Raglaia」にはなく「Aldious」にある魅力だ。

やはり分かりやすいのか、お客さんもかなり盛り上がっていた。

Outer Dark

気分が盛り上がった状態で、「Raglaia」の鉄板曲。

これは盛り上がったなぁ。

淡々と難曲をこなすメンバーに拍手だ。

Bメロの高音が脳天まで響き渡る。

名曲!

Perfect Harf

ここからアンコール。

アンコール前にはRamiからソロ活動の発表が。

色々と経験して表現の幅を広げて欲しいな。

バラード曲で、私は心のなかで「河村隆一」と呼んでいた1曲。

良い曲だと思う。

Forlorn?

アルバムの中で最も殺傷力があると思われる1曲。

私は心のなかで「ジブリメタル」と名づけていました。

分かりやすい、そして日本人が好きそうなメロディーが炸裂する。

しかし普通にRamiはライブでこのヴォーカルを再現できるのね。

フツーに感服いたす次第。

終わりに

というわけで「Raglaia」のライブは終了。

期待を超えてくる素晴らしいライブでした。

意図的にMCを削ったライブ構成は硬派な印象を受けるし、成功しているような気がする。

逆の視点で言うと、MCがあまり上手くない。

いや、下手だと言っても良いだろう。

ライブの経験の浅いバンドだし、今後経験を積むに連れ解消されるのだろうから、つまりさほど大したことはない問題だ。

メタル魂を力の限りぶつけてくれた「Raglaia」にエールを送ろう。

2016.2.24 Freakz

(追記)

1枚アルバムを出したきり音沙汰が無いなと思っていたら、すでに活動休止中とのこと。

Ramiもソロで活動しているし、再始動は期待できそうにないかな。

2022.8.5 Freakz

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