ライブレポート 勝手に前夜祭~地獄の三つ巴 2016.9.30 青森Quarter

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初めに

行って参りました。

9月30日、青森はQuarter、「人間椅子」とROLLYと大槻ケンヂのスリーマン。

会場に着くとすでに開場している模様。

少し遅れてしまった。

電話予約していたチケットを受取り、ほとんど待ち無しで入場。

今日はオーケンとROLLYとのスリーマンなので、やっぱしメタルTシャツはあまり見かけない。

というか、普通のカッコのお客さんが多いみたいだ。

うん、「人間椅子」ワンマンのときとは明らかに毛色の違うお客さんがちらほら。

こんなのも悪くない…と缶ビールを飲みながら考えつつ、開演を待つ。

まず最初に登場するは、我らがオーケン。

ギターを練習して弾けるようになったらしく、一人で弾き語りだ。

大槻ケンヂ

タンゴ

1stソロアルバムから、まずは「JAGATARA」のカヴァー。

おー、新鮮だ。

だってオーケンがギター弾きながら歌うとこ初めて観たよ。

オーケンのシャウトはすごいカッコイイんだけど、最近はあまり叫びたくないみたい。

それでもラストの「ひとーつ!」のとこはちゃんとシャウトしてくれたよ。

名曲。

あのさぁ

2ndソロアルバムから、オーケン作曲の名曲。

何度聴いても泣ける詞だ。

頑張りすぎず、求めすぎず、そんな恋の詞が超好みで、大学生の頃よく聴いていた。

もっと評価されても良いのにね、この曲。

香菜、頭をよくしてあげよう

続いては筋少から鉄板曲だ。

本城聡章作曲の素晴らしい泣きのメロもさることながら、オーケンの切なすぎる詞がたまらない。

どうせ恋は終わるという諦念が涙を誘う。

名曲連発だ。

蜘蛛の糸

もう一発、筋少の名曲。

後から出てきた和嶋と鈴木も、この曲のプレイが良かったと絶賛されていた。

何とも実に、後ろ向きな詞なのだが、これが若い頃の自分の心を激しく揺さぶったものだ。

「僕の姿消えたとき、みんな初めて僕に気づくのさ」っつってね。

オーケンの詞の真骨頂。

揉み毬

続いては「特撮」から、いかにも弾き語り向きな1曲。

どちらかというと「特撮」より筋少に合いそうな曲。

これも衝撃的な展開の詞で、涙が出そうになる。

特に「最後に椅子に座ったのは、愛に疲れた男で、部屋に戻ったら女の、首を絞めようと考えていた」のトコ。

その強烈な感情を、椅子は誰の背中でも揉むだけと、一切合切飲み込んでいくのが素晴らしすぎる。

大好きな曲で、とっても嬉しかった。

踊るダメ人間

この曲を演奏するのは飽き飽きだとオーケン。

間奏で、ひとしきりダメダメ言ったら終わっていいですかーと言って、唐突に終了。

曲はもちろんいいのだけれど、そのアティテュードが笑いを誘った。

日本印度化計画

コールアンドレスポンスの練習を事前に済ませ、名曲の演奏。

「しってしまえ!」の「し」は思ってるより長く言って欲しいらしく、「しーってしまえ!」と練習させられたのが面白かった。

浅香唯のヒット曲「C-Girl」の「C」くらい伸ばすそうだ。

Only You

最後にもう1曲カヴァー。

「ばちかぶり」の名曲だ。

これまた間奏に感動的な語りがあって、大好きな1曲。

ディスコティックで朝まで語り合ったというあの下りが、どうしようもなく大好きなのだ。

 

というわけでオーケン終了。

一人40分の持ち時間をオーケンは20分もオーバーしたらしい。

気分良かったのかな?

ROLLY

続いて登場はROLLY。

セッティングも自分でやるので、こっそりとステージに登場してて、「まだ演奏は始まらないから飲み物などを」、とか言ってたのが面白かった。

本日は40分コースですね、とか言いながらスマホを出してタイマーをセットするROLLY。

しかし1曲目終了後、タイマーをスタートするのを忘れてました、とのこと。

ことあるごとにスタッフに「あと何分?」と訊いてた。

ROLLYはアルバムを不覚ながら持っていないので、曲名は分からず。

それでも印象に残る曲や工夫をこらした曲が満載で、非常に楽しめた。

特にジゴロの歌が(曲名わからず)素晴らしかった。

あと、オーケンの後だったというのもあるけれど、ギターがすんごいうまく感じた。

いや、実際ウマイのだけれどね。

ROLLYの次はお待ちかね、人間椅子。

人間椅子

戦慄する木霊

完全に予想外だった1曲。

うおー、久々に聴いた。

MCで、次の日に出演する「夏の魔物」とかぶらないようにセットリストを組んだとのこと。

レア曲が期待できるぞこりゃ!

アップテンポでノリの良い曲。

大好きな曲ながら、確かに最近聴いていないような。

以前聴いたときと同じく、ギターソロをながーく演奏。

歯ギターや担ぎギターも飛び出す。

かなりながーくやってくれたので、鈴木もベース弾きながら苦笑い。

全部で10分くらいやったかなあ?

恐怖の大王

恐らく初めて「人間椅子」を観るお客さんも多いだろう今日のライブ。

だって「夏の魔物前夜祭」を銘打ってるし、夏の魔物を観に行くお客さんが多かろう。

夏の魔物にメタルはほとんど出てないから、良いと思ってくれたかなぁ?

複雑な展開の良曲。

死神の饗宴

これまた久しぶりに聴いた…ような気がする(綾辻行人風)。

どっしりとした佳作だ。

そうそう、このリフが和製「Black Sabbath」たる所以だよ。

初見の方々よ、この魅力が分かるか、って何故か上から。

赤と黒

早くもノブコーナー。

青森では定番の煽り「じょんがってるぜ―!」。

「いつもと違うのを演るぜー!」のコールで始まった「赤と黒」。

夏の魔物では「超能力があったなら」をやったのかしらん。

盛り上がるからすんごい好きだよ、この曲。

確かに久しぶりに聴いたよ。

幸福のねじ

今日一番の収穫はコイツだぜ!

聴きたい聴きたい、とずっと思っていた曲で、なかなか最近演ってくれないなぁ、と思っていたとこにキタキター!

若い頃の曲だけあって、和嶋のキーがきつそう。

でもきつそうに歌う和嶋もカッコイイ!

これは、たとえ声が出なくてもキーを下げたリアレンジはしなくてもいいよ。

針の山

最後は鉄板曲でシメ。

この曲は外せないよ。

超超超盛り上がるぜ!

 

というわけで人間椅子が引っ込み、アンコールへ。

当然セッションだろう。

セッション

恋のマジックポーション

「すかんち」のヒット曲。

「ダウンタウンのごっつええ感じ」のテーマ曲だったし、記憶にインプットされている。

多分、歌詞見ないで全部歌えるよ。

やっぱ、いい曲だよねー。

死ぬほど盛り上がったー!

地獄のアロハ

このメンツだと演るよねー。

まんずよぐでぎだ歌だー(津軽弁)。

複雑な展開がたまらない。

イントロのハワイ風のとこはROLLYが演奏。

橘高ソロの代わりにROLLY。

スペシャルな「地獄のアロハ」だったー。

ダイナマイト

もちろん「人間椅子」バージョン。

はい、この曲で首が筋肉痛に。

そうそう、最後にこの曲が欲しいのよ僕は。

「どっとはらい」、「なまはげ」、ラストに演る曲は色々あるけれど、この曲でシメたいのが個人的な希望。

終わりに

というわけで、あっという間に楽しい時間は終了。

んがー、最高のひと時だった。

このメンツでまた来年も演ってくれませんかねー!

2016.10.4 Freakz

〈追記〉

これはなかなかレアなレポートじゃないですかねえ。

もう7年以上前のレポートだけど、印象に残っているシーンがとても多い。

私、ツーマンとかスリーマン好きなんですよ。

合間にビール飲めるし、休憩できるしね。

あ、でも東京から観に来た奇特な方を一人知ってるわ。

このときはまだお知り合いではなかったのだけれどね。

2024.3.11 Freakz

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