ライブレポート Dream Theater 2022.8.14 幕張メッセ

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初めに

さて、DOWNLOAD JAPAN 2022の大トリ、「Dream Theater」のレポを書くぞ。

すでに私の足は棒になっていましたが、幸い彼らのライブは暴れながら聴くタイプではない。

また、Youtubeにてセトリ予想をしていたので、それがどのくらい的中するかも楽しみだ。

暗転して歓声が上がる。バックに映し出される映像はまるで映画のようだ。

気持ちが引き締まる思いだ。

The Alien

一曲目は予想通り、ニューアルバム「A View from the Top of the World」のリードトラックから。

これぞ「Dream Theater」という1曲で、複雑な拍子が入り乱れ、グイグイと彼らの世界の中に引き込まれていく。

9分半という長さを全く感じさせない、完璧な一曲。

この曲がウチのiPodから流れた途端、あまりのかっこよさに奥さんが振り返ったほどですから。

演奏は間違いない、の一言。

午後のすべてを練習に当てるというJohn PetrucciとJohn Myungのユニゾンは、まるで二人羽織を観ているかのように見える。

重なるJordan Rudessの音色のきらびやかなこと。

そして複雑なのにしっかりリズムをキープするMike Mangini。

まさに完璧な布陣である。

James LaBrieのヴォーカルはリバーブ強めの処理だが、昔ながらの美声は健在。

間奏のたびに袖に走ってはけ、再び走って登場するのが可愛い。

このライブは期待できる!

6:00

おっとこれは意外な選曲。

サード・アルバム「Awake」のオープニング曲だ。

イントロの複雑怪奇なリフが大好きな曲だ。

その音楽性の複雑さゆえ、メンバーがあまり動かないバンドであるが、その分見ごたえがある。

Rudessが唯一目立ちたがり屋なのか、キーボードをぐるぐる回しながらの演奏。

いつ気づいたんだったかな、Rudessのキーボード、白鍵も黒い、つまり真っ黒。

すごいキーボード使うなぁ。

これからピアノ始めようという人におすすめだ。

あと、LaBrieのマイクスタンドさばきが手慣れていて可愛い。

なぜだろう、彼は「カッコいい」というより「可愛い」と形容したくなる。

あ、マイクスタンド、前回のツアーから継続して使ってるのね、あのロボットの手が頭蓋骨持ってるやつ。

Awaken the Master

予想を外した。

新作からもう一曲演るんじゃないかというところまでは合ってた。

僕は「Transcending Time」と予想したんだけれど、こちらでしたか。

これもいい曲よね、作詞がMyungだし。

プログレ度が高い曲の多い新作。

この曲も拍子が数えにくい。

プログレパートから、晴れ間が広がるかのような美しいパートに移行する、「Dream Theater」の得意技。

ギターソロは美しいの一言。

Endless Sacrifice

続いては7枚目のアルバム「Train of Thought」から長尺の一曲。

「Dream Theater」史上最もヘヴィなアルバムだが、その中でも聴きやすいというか、とっつきやすい一曲だ。

美しいアルペジオで始まるイントロがたまらない。

現在の基準では、このアルバムのドラムの音は軽く感じるのかもしれないね。

僕はこのくらいでちょうどいい。

穏やかな前半から徐々に激しくなっていくところなんか悶絶ものだよ。

特に中盤に出てくるリフがキャッチーでカッコいいのである。

そして全くもって美しいのは、終盤に出てくるギターとキーボードのハモリである!

Bridge in the Sky

長尺の曲が続く。

長尺の曲が多いんだから当たり前な気もするが。

続いては11枚目のアルバム「A Dramatic Turn Of Events」からの1曲。

まるで映画のオープニングのような始まりに目と耳が釘付けに。

細かく複雑で数えにくいリフがたまらない。

そしてサビでは美しいメロディが炸裂。

こういうのはマンネリとは言わないの、得意技というの。

中間部のプログレは他曲より美しい始まりからよりヘヴィに変わったり、ジャジーに、スペーシーにと多彩な表情を見せる。

長さを全く感じさせないどころか、もっと聴いていたいと思わせる展開部である。

名曲。

Invisible Monster

この曲は予想が的中。

新作の中ではプログレ度薄目で、サビもキャッチー。

世が世でなければ合唱が起こりそうな一曲だ。

確かアルバムの曲の中で最後に出来上がった曲で、なるほど、この曲がなければバランスを欠いていたような気もする。

水面をたゆたうような、ゆらゆら心地良い気持ちにさせてくれる。

A View from the Top of the World

やはりきたか、新作のタイトルトラック20分超え。

普通のバンドの感覚で考えると、20分の曲をプレイするってとんでもなく疲れることだと思うんだけど、彼らの場合淡々と演っていて、なんだか感覚が麻痺してきてしまう。

中盤(割りと序盤かな?)出てくる心の中をかき回されるようなプログレパートが大好きで、しっかりと堪能できました。

徐々にぐじゃぐじゃになっていくようで、最後にはきれいなメロディとかでまとめ上げる、「Deram Theater」のお家芸だ。

この曲を一曲聴けば、映画を一本観終わったような気持ちになるだろう。

The Count of Tuscany

まさかもう一曲長尺の曲を畳み掛けてくるとは、さすが「Dream Theater」。

普通のバンドができないことを淡々と演ってしまうそのクールな姿勢に拍手を送りたい。

イントロのアルペジオで驚きのこもった歓声が上がる。

ライブも後半となり各パートのユニゾン具合が更に強固になってきているのがわかる。

完全に一体化したバンドの顕現だ。

頭を抱えたくなるプログレパートから始まるが、主要パートは「わりと」体を揺らしやすいリズム。

そういった意味でライブの終盤にふさわしい。

Aメロが一回目と二回目で構造を変えて登場するのがまた憎い。

中間部の静寂パート、ストリングスのようなギターの音を出すPetrucciのカッコよさに皆釘付けだ。

こんなに懐の広いメタルバンドはそうそういまい。

大きく余韻の残るエンディングで本編は幕。

Pull Me Under

一旦メンバーがはけたあと、再び集まりプレイし始めたのはやはりこの曲でした。

セカンド・アルバム「Image and Words」のオープニングナンバーで、「Dream Theater」にしては変拍子少なめ、体を揺らしてみんなで合唱できる、ラストにはもってこいの一曲。

イントロでもう「ああ、フェスも終わりか」と寂しい気持ちがよぎるが、メンバーたちの凛とした姿を見ると元気づけられる。

音楽家として、プロフェッショナルとしての矜持がひしひしと感じられて、ただただ私はひれ伏すしかない。

終わりに

持ち時間1時間50分。

曲数は9曲。

計算合わない気がするけどこれが「Dream Theater」。

難解でありながらキャッチーでもある、そんな音の奔流に飲み込まれることの気持ちよさよ。

私のセトリ予想は9曲中4曲的中、といえば聞こえは良いが実質的に全く当たらなかったと言って良い。

この4曲は誰でも予想できたであろうから。

最後に、来春にもDOWNLOAD JAPANが開催されると発表があり歓声が上がる。

しかしまずはKNOTFESTか。

何にせよフェスは楽しい。

コロナ禍が、フェスを楽しめることが当たり前ではないと教えてくれた。

以後のフェスも、ライブも、無事に開催できることを祈るばかりだ。

2022.9.2 Freakz

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