早口な歌詞 Fast Lyrics

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どういう条件が揃えば速く感じるかは、意外と単純ではない

スラッシュメタルにおいて、その疾走感は重要なファクターであることは言うまでもない。

スラッシュメタルのアーティストは「速さ」を追い求めて欲しいと思うし、そう願うリスナーも多いと思う。

しかし、どういう条件が揃えば速く感じるかは、意外と単純ではない。

単にテンポを速く演奏しても、速く感じないこともある。

「速さ」を形成する要素はたくさんある。

テンポが直接的に関係するのはもちろんであるが、その他にもある。

展開が目まぐるしく変化する曲は、忙しなく(そして速く)感じるだろう。

ジャストのタイミングで演奏するより、少し走った方が疾走感が増すこともあるだろう。

歌詞を詰め込んで速く叫ばれたら、体感速度はぐっと上がる

数多くの「速さ」を演出する手段の一つとして、「早口な歌詞」も重要だ。

日本人にはちょっと歌えないな、と思うほど、歌詞を詰め込んで速く叫ばれたら、体感速度はぐっと上がる。

例えば「Slayer」は歌詞が早口な曲が多い。

「Dittohead」(「Divine Intervention」収録)なんて最たるものだ。

しゃべりまくっている。

「Hell Awaits」(「Hell Awaits」収録)は歌詞を詰め込みすぎて、滑稽に感じるギリギリのラインだ。

他にはドイツの「Kreator」なんかもなかなかの早口で叫んでいる。

逆に「Sepultura」なんかは演奏は速いが、歌詞はそんなに早口ではない。

歌詞を怒涛のように注ぎ込まれると興奮してくるのは私だけ?

速い曲を昔はけっこう探し求めたものだが、歌詞が速いというのはそんなに見つからなかった。

また探してみようかな。

2010.6.21 Freakz

(追記)

未だになかなか見つからないよ、早口スラッシュ。

「Slayer」ですでに到達点だったのかもしれない。

ああ、「Slayer」のライブが観たいな。

「サヨナラいつかまたね」

きっとだよ「Slayer」。

2022.3.23 Freakz

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