初めに
行って参りました、「NoGoD」ツアーファイナル。
前々から観たかったバンドで、ようやく念願叶う。
渋谷CLUB QUATTRO前にはすでにそれらしいお客さんたちが。
会場に入り、自分の番号を呼ばれる間にロッカーに荷物を預け、ドリンクチケットをビールに替え、開演を待つ。
自分は「Slayer」のシャツで挑んだのであるが、「Marilyn Manson」のシャツの人とかを見かけ、ほっとする。
さあて、会場も暗転し、スタートである。
In the cage…
ニューアルバム「proof」の１曲目をSEにメンバー登場。
SEと思いきや、途中から生演奏に切り替わる。
クリックを用いないライブだけあって、自由が自在。
ヘヴィな音像が期待を高めてくれる。
break out!
そのままニューアルバムの２曲目に突入。
ふらりと登場した団長はすんごい迫力。
「ブレイカー！」と叫びながら徐々に気持ちが高ぶるのを感じる。
ベースソロ、ドラムソロ、ギターソロと演奏力の高さを見せつける。
サビでバンギャたちがヒラヒラ踊るのにはびびったけれど、ガチメタラーも負けないぞ！
Arlequin
新作の中でも特にアッパーで好きな１曲。
団長の宣戦布告のような歌詞が痛快。
ピエロで居ることに対する矜持を感じる。
しかし団長、声が伸びる伸びる。
ほとんどアルバムと変わらないクオリティ。
カクセイ
ここで旧作から盛り上がる曲を一発。
ギター、ウマイっすね！
そしてもうね、団長の所作に釘付け。
これはどえらいバンドを観に来てしまったぞ。
ドラムの人とベースの人がニコニコしながらリズムを合わせてるトコが印象的。
浮世ROCKS
うおー、聴きたかった曲だ！
歌詞が実に痛快。
浮世をもっと楽しみなさいな！とな。
手拍子を交えた振り付けは実に楽しく、男でも恥ずかしくなく出来る！
これぞロックエンターテインメント。
蜃気楼
ここで再び新作から、落ち着いたミドル曲。
佳曲ながら、客席の反応はイマイチだったかな。
ヘンリエッタ
ここも順番通りにヘンリエッタ。
なかなか複雑なギターワーク。
こういうリズムコロコロ変わる系がこの位置にどっしりしてるのがイイ。
プログレ好きにもアピールしそう。
中間部の静かなパートも雰囲気抜群で、この路線は続けてほしいな。
？
勉強不足のため知らない曲。
矜持と共に
うおー！
こんな曲まで演ってくれるとは。
団長が引っ込んでのインスト曲。
さすがレコ発ツアーだ！
歌入りの曲と比べて、アバンギャルドでマニアックな印象。
各パートの技巧が際立っていて良かった。
Missing
再び団長が登場しての１曲。
「NoGoD」流パワーバラード。
こういう曲を演られちゃあねえ、やはりこのバンドはメタルの仲間に入るバンドだよねぇ。
深化した「NoGoD」のパワーを感じる１曲だ。
？
コレまた勉強不足。
とても良かった印象が。
煽動
これはキタ！
新作からの随一の疾走曲。
それほどメロディアスではないものの、走り気味の演奏が心を熱くする。
わざとゆっくり演奏する中間部も最高のタメになっている。
団長のパフォーマンスも最上の一言で、バンドの底力が見えた気がする。
めちゃくちゃにヘドバンしちまった。
吐き出せばいーじゃーん！
最高の世界
スゲー迫力！
演奏もさることながら、団長のヴォーカルときたら。
間違いない、日本最高峰の高音ヴォーカルだ。
Michael Kiskeに匹敵する、と言ったら褒めすぎだろうか。
そのくらい素晴らしかった！
proof
新作のタイトルトラックで本編シメ。
初めは地味な曲かと思っていたけれど、これまた味わい深い。
涙がでるほどポップでありながら、心が踊るようにロックだ。
特に、中間部のCメロを刮目して聴け！
この世界に見放されても
ここからアンコール。
団長はTシャツに着替え、帽子もなし。
ベスト盤の最後に収録されていて、どうやら団長が10代の頃に作った曲らしい。
キーがすんごい高くて、今の団長は出ないんだろうなと勝手に思っていたのだけれど、団長、全然まだまだいける！
きつそうながら、高音で歌い上げる団長。
なかなか感動的だったな。
埼玉一、どころではないよ、これは日本一でしょ！
団長、カッコイイ！
神風
こりゃまた鉄板曲だにゃー。
客が楽しく踊れるパート満載。
まさにライブ向けの１曲。
Aメロが「T.M.Revolution」みたい。
この曲の出来は最上の一言。
これをメタルと認められないやつは、偏屈だ。
詞もアツい！！
Tonight!
新作のラスト曲。
これはやばい。
サビの客総動員で、阿波踊りよろしく両の手を挙げて踊りまくるのは楽しすぎるぞ。
やばーい、この曲！
MCで、「NoGoD」はヘヴィメタルにも、ヴィジュアル系にも入れなかったと言っていたけれど、これはつまり両方に入っているのではないだろうか。
敬虔
ここでこれですよあーた。
超絶疾走ヘヴィメタル。
これがヘヴィメタルでなければ何なのだ。
このあたりから団長のパフォーマンスはもはや神がかっていて（NoGoDなのに）、もはや団長を崇めるのみでしたよ、あたしゃぁ。
団長の煽りも「ギャー！」と強烈の極みで、もはやパンクの様相を。
いかん、かっこよすぎる。
ノーゴッド
最後はこれ。
バンド名を冠した１曲。
ライブを観たのは初めてだけれど、もしかしたら最後はいつもこれなのかも。
もーとにかく、「全身全霊、ノーゴッド！」のコール＆レスポンスに汗かきながらジャンプ。
思わず前の方に駆け出してしまったほど。
団長の煽りも凄まじく、感極まったのか客席に団長ダイブだ！
まだまだいける、というか今が一番脂が乗っているではないかこのバンド。
終わりに
というわけで、サイコーの一言でした。
一発で打ちのめされたよ。
MCも面白いものが多くて、完全にファンになったね。
マジでマジで、東北に来たら絶対行くバンドの一つに入りましたわ。
「NoGoD」バンザイ！
2017.12.4 Freakz
（追記）
久しぶりに自分でレポを読み返してみて、当時の熱さが蘇ってきた。
現在「NoGoD」はギターのKyrieが脱退し、次のステップへ進むための準備中だ。
団長のツイッターをフォローしているが、全くパワーみなぎる人物で、行動力がスゴイ。
自分も負けずに見習いたいものだ。
2022.7.27 Freakz
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