Jeff Hanneman ~永遠にSLAYER~

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自分の人生の中で最も思い入れのあるバンド

遅きに失したが、Jeffについて書く。

「Slayer」のJeffが死んだ。

肝不全らしいが、まだ若いのにな。

まぁ、人間、いつ死ぬかわからん。

たしかに最近すげぇ太ってるなとは思ったけど、お酒の飲み過ぎか?

「Slayer」は中学1年の時から聴いてる。

非常にというか、恐らく自分の人生の中で最も思い入れのあるバンドだ。

そのバンドのメンバーがバンド継続中に亡くなるというのは、とても衝撃的なことだ。

他のバンドに真似できないレベル

「Slayer」の音楽は、Kerry KingとJeff Hannemanが作ったものだ、というのはDave Lombardoの言葉。

その言葉の通り、ギタリスト二人が協力して作り上げた音楽なのだろう。

その唯一無二感は、他のバンドに真似できないレベルにまで達していた。

メタルの原体験

彼の死を聞いてまず感じたことは、月並みであるが悲しさと喪失感。

自分のメタルの原体験を与えてくれた人だからだ。

次に浮かんだのは、「Slayer」はどうなるのか? という率直な不安。

去年、Loud Park12で「Slayer」を観たときはすでにJeffの姿はなく、サポートのギタリストであった。

演奏は上々。

ライヴパフォーマンス的には全く問題なかったように感じた。

もともとテクニックで売っているバンドではない。

サポートを使ってもいくらでもライヴは成立するのかもしれない。

今後全ての楽曲をKerryが作っていけば問題は生じない…そんなはずあるか

さらにその次に考えたこと。

作曲面で大丈夫なのか、ということ。

これは考えれば考えるほど、絶望的に不安だ。

まあ確かに、「Slayer」はKerryとJeffが半々くらいの割合で作曲をしている。

アルバムによってはその割合は変わるが、総じて半々くらいだろう。

そしてまた、彼らのどちらが作曲をしても、「Slayer」以外の何者でもない。

ともに「Slayer」の音楽を創りあげただけあって、二人の曲に殆ど相違はないのだ。

Jeffの曲はKerryの曲に比べパンキッシュであるとか、ちょこーーーっとした違いはあるけども、聴いて分かるレベルではない。

ニューアルバムを聴いて、歌詞カードを見ず、これはKerry作曲、これはJeffだな、と分かる人いる?

いないはずだ。

ならば、今後全ての楽曲をKerryが作っていけば問題は生じない…そんなはずあるか。

これまで彼ら二人は影響を与え合い、キレーゴトのように聞こえるかもしれないが、切磋琢磨して音楽を創造してきたはずだ。

影響が出ないはずがないではないか。

彼の遺作であるとは信じたくない

最新アルバムでのJeff作曲の曲を以下に列挙してみる。

World Painted Blood

Unit 731

Beauty Through Order

Human Strain

Psychopathy Red

Playing With Dolls

…なんと名曲揃いであることか。

この楽曲たちが彼の遺作であるとは信じたくない。

帝王であるからこそ、奇跡のような復活を

断言する。

この後、「Slayer」はパワーをガクッと失うだろう。

新作を出すかどうかも疑わしい。

Daveが脱退した時とは比肩できぬほど大きな変化が起こるだろう。

解散するかもしんねぇなぁ。

それでも、「Slayer」には、帝王であるからこそ、奇跡のような復活を、私は期待して筆を置く。

2013.7.3 Freakz

(追記)

これは私の2013年の記事。

確か酔って書いた記事だから、言葉遣いが荒くて申し訳ない。

Jeffの死因は肝不全で間違いないが、毒蜘蛛に噛まれたことが始まりであったようだ。

何という運命の悪戯か。

「Slayer」は結局、その後一作アルバムを残し、休止状態に入った。

「Repentless」は「Slayer」らしさが全開の必殺曲だったが、それ以外ではやはり「パワーをガクッと失った」感は否めない。

2019年のDOWNLOAD JAPANでのラストライブ、Tom Arayaの最後の言葉。

私はあの日の光景を忘れないだろう。

未だに「Slayer」ロスからは這い上がれそうにないが、心の隅のまだどこかで、また「Slayer」として我々の前に姿を表すのではないかと、期待している。

「サヨナラ イツカマタネ」

Tomはそう言ったのだから。

2022.10.12 Freakz

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