ライブレポート Between the Buried and Me 2012.11.11 吉祥寺CLUB SEATA

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初めに

最近最もハマったバンド、「Between the Buried and Me」が来日すると知り、いてもたってもいられずライヴに行って来ました。

「Animals As Leaders」とのツーマンに日本の3バンドが参加だ。

クラブでライヴを見るのは初めての経験。

長めのカウンターがあって、ビールを飲みながら開演を待つ。

Arise In Stability

一つ目のバンド、「Arise In Stability」が登場。

1曲1曲が長めで、激しいパートやメロディアスなパートが入り乱れる。

若手(なのかな?)なので仕方ないが、やりたいと思っている音楽に対して演奏力が発展途上。

今後の成長に期待できそう。

Hammerhead Shark

二つ目は「Hammerhead Shark」という、札幌のバンド。

ヴォーカルの人のパフォーマンスがかっこよくて、バキバキいうベースもかっこ良い。

もちろんテクニック的にはまだ発展途上だと思うが、日本の3バンドの中で一番センスを感じた。

CD買ってみようかな。

Infernal Revulsion

三つ目は「Infernal Revulsion」。

硬派なデスコアかな?

メロディを盛り込まずに、重さと速さでゴリゴリ押してくるので結構な迫力。

客の暴れっぷりも一番激しかった。

デス声でダイバーにルールを守るように言っているのが微笑ましかった。

Animals as Leaders

ここからが本編、「Animals as Leaders」の登場だ。

これはもう、呆れ果てる。

呆れ果てるほどの超絶技巧バンドだ。

前3バンドとの演奏力の差がすごすぎた。

信じられないくらいドラムは手数が多くて、リズムをキープしてるのが信じられないほどだ。

黒人の方の8弦ギターも冴え渡っていて、激速のフレーズも軽々とこなしている感じ。

すごすぎて脂汗をかいてしまった。

Between the Buried and Me

そしていよいよトリ、「Between the Buried and Me」の登場だ。

White Walls

最近のセットリストから考えて、1曲めはこれだろうと予想していたが、やはり「White Walls」からのスタートだ。

名作「Colors」のエンディング曲なので、冒頭にあるのが不思議だが、大好きな曲だ。

キーボードを弾きに引っ込んだり、突然マイクをガッと掴んでブチ切れたように叫んだりと、フロントマンのTommy Rogersのパフォーマンスはさすが。

ラスト辺りにはエンドロールが目に浮かびそうな展開が待っていて、劇的だ。

Astral Body

PVも作成された、新作「The Parallax II: Future Sequence」からの1曲。

彼らにしては短めの、コンパクトな1曲だ。

メジャーコードの多い宇宙的な雰囲気が新味で、初め聴いたときは好きになれなかったのだが、今では大好きになってしまった。

エンディングでTommy Rogersのピアノが入った…ってことは…

Lay Your Ghosts to Rest

そのまま流れで突入!

新作の中で最も気に入った曲で、ぜひとも今日は聞きたかったのだ。

中盤部、激しいパートが徐々に盛り上がっていき、カオスに突入していく展開はまさに圧巻の一言。

もちろん長尺の曲なんだけどあっという間だったよ。

しかしよくもまあ淡々と演奏できるもんだ、こんな難しい曲を。

Disease, Injury, Madness

前作「The Greate Misdirect」からの1曲。

終盤に登場する妙にポップなパートがすごく印象的。

こういうパートがさっと入ると客のノリもすごく良くなる。

ただ難解なだけでは終わらない、彼らの懐の深さを端的に感じられる一節だ。

Fossil Genera – A Feed from Cloud Mountain

同アルバムから立て続けにもう1曲。

やっぱTommy Rogersはシャウトもすごいけど、歌もうまいね。

一人でいろんな声を使い分けるってのがすごいわ。

冒頭のジャジーなパートでも歌はうまかった。

この曲で本編が終了。

Bohemian Rhapsody

アンコールが始まり、ほどなく「Queen」の名曲「Bohemian Rhapsody」が流れ始め、メンバーが再登場。

すべてプレイするわけではなく、最後の部分だけ。

ここまで懐が広いバンドだと、「Queen」のカヴァーに全く違和感がない。

Mordecai

2ndアルバム「The Silent Circus」から、ラストに超強力な1曲。

初期の曲だけあってデスメタルの配合率がかなり高め。

そして超ポップなメロも終盤に飛び出す、彼らのアイデンティティ形つくった1曲ではないだろうか。

演奏が終わり、Tommy Rogersは嵐のように去っていった。

他メンバーはステージに残り、ファンと握手をしていた。

終わりに

というわけで、存分に楽しませていただきました。

はてさて、再来日はいつになることやら。

ニューアルバムを出したらまた来てほしいものである。

2012.11.12 Freakz

(追記)

今調べてみたところ、「Hammerhead Shark」はすでに解散しているとのこと。

「Arise In Stability」は継続中。

「Infernal Revulsion」はキャリア的に3バンドの中で一番上らしいけど、最近の情報が見つからないなぁ。

「Between the Buried and Me」は2016年にも来日してたのか。

現在のこの状況を考えると、やはり観たいバンドは観られるときに観ておくべき。

2022.3.30 Freakz

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