ライブレポート③ 和嶋慎治 2018.6.30 弘前「萬燈籠」

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初めに

行って参りました、和嶋慎治のソロライブ。

らいぶはうす萬燈籠は実家から歩いて10分ほど。

会場の前にはすでに多くのファンが。

何となく県内のファンが集まるのだろうと思っていたのだけれど、どうやら県外から追っかけてきたファンもずいぶん多そうだ。

以前この会場で和嶋を観てから5年弱経った。

ホントに帰ってきてくれてありがたい。

整理券をゲットしていなかったため、ほぼ最後に入場。

缶ビールとうんぺい餅(和嶋のお土産だそうだ)を受け取り、椅子に腰掛ける。

しかし懐かしいな、うんぺい。

渦巻き模様は健在で、幼い頃に食べたことを思い出した。

後方から登場する和嶋。

いつものもんぺにムーのTシャツ、ムーのスカジャン。

赤と黒

本来はノブが叫ぶロックナンバーだが、こちらはしっとりとしたアレンジ。

大人っぽい和嶋を堪能できる。

スローに演奏されるため、歌詞の魅力がより際立つ印象。

元気いっぱいの原曲も好きだが、こちらもなかなか、甲乙つけがたい。

孤立無援の思想

ノブが歌う曲がまずは2連発。

こちらも原曲はダンサブルで盛り上がる曲なのだが、これもしっとりアレンジ。

改めて詞の素晴らしさに気付かされる。

ソロライブはこういった対比を味わえることが魅力的なのだ。

黒百合日記

おお、ソロでは初めて聴いたぞ。

アコースティックになっても激しく荒々しい雰囲気。

これもギター一本でもイケるねえ。

ルーパーを用いたソロも素晴らしい。

完全に自分のものにしてしまった印象だ。

わたしのややこ

高校生時代に和嶋が作った曲だそうだ。

たしかに今の和嶋の作風とは違うのだが、これがすんごい良い曲なのだ。

人間椅子が演ってるのは生では観たことがないのだけれど(DVDには入ってたな)、この曲はソロのほうが魅力が増すのではないのだろうか。

そのくらいに素晴らしい演奏だった。

Bメロは個人的に悶絶モノだ。

白日夢

ルーパーを用いて音がどんどん重なっていく中間部が秀逸。

ルーパーの威力を発揮するためにあるような曲だ。

暗い日曜日

これもアコースティックに合うねぇ。

あたり前のことだけれど、アコースティックにアレンジする曲のチョイスが素晴らしい。

これだったらギター一本でも映えるよなあ、と感心させられる曲をきっちり選んでいるのだ。

じっくり観たけれど、あの難解なソロは今回も分析できず(拍子どーなってんの?)。

リジイア

これはもともとアコースティックのため原曲に近いアレンジ。

探偵小説の始祖、Poeの小説から取られたそうだ。

和嶋の低音ボイスが楽しめる1曲だ。

甲状腺上のマリア

これもほぼ原曲通り。

静かなアレンジに、幻想小説のような歌詞が乗る。

ゾッとするような雰囲気満点の曲だ。

命売ります

おお、この曲もアコースティックにアレンジしたんだ。

これも良い雰囲気出てるねぇ。

がむしゃらに突っ走る激しさや心からの叫びは、ギター一本になっても失われることはない。

この曲は弾き語りなのにヘドバンできてしまいそうなくらいだ。

僕のポニー

「ひめキュンフルーツ缶」に提供した楽曲。

和嶋って求められればこのようなポップで広く受け入れられそうなものも書けるんだよなぁ。

しかしポニーは自分のバイクを例えて歌われているだけで、ただバイクが好きだというだけの曲らしい。

替え歌

The Beatlesの名曲「Oh! Darling」にコミカルな歌詞を和嶋がつけたもの。

「おーはーぎ!」といった感じで、おはぎに対する愛が歌われる。

私は初めて聴いたのであるが、以前にも歌ったことはあるらしい。

会場は笑いに包まれ、とっても和やかな雰囲気に…なったところで…

ポエトリー・リーディング

その和やかな雰囲気を一気に打ち砕くのがさすが。

以前も聴いた、高橋新吉の「断言はダダイスト」。

その不気味さは健在。

即興ではなくきっちり作曲しているらしく、次々と現れる不気味なリフがインパクト絶大。

たしかに長い詩なんだけれど、全く飽きることはない。

和嶋は謙遜して「修行のような時間」と言っていたけれど、いやいや、今日のライブの白眉ではなかったか。

胡蝶蘭

これもアコースティックに向いている一曲。

特にルーパーを用いたソロは、ひらひらと飛ぶ蝶々が目の前に浮かぶかのようだ。

この完成度はロックというよりもはやアートだ。

必聴の名曲。

悪魔と接吻

最後は盛り上がる曲を、ということで以前と同じ曲でシメ。

今すぐにでも酒を飲みたくなる曲だ。

神経症I Love You

アンコール曲。

これもノリノリで盛り上がる一曲。

ギターを担いで背面弾きも飛び出すが、担ぐときと下ろすときに音が途切れてしまうので、これはバンドでないときついとこぼしていた。

終わりに

というわけで約3時間、濃密なひとときを堪能させていただきました。

次回はいつになるのか、ぜひこの思い出の萬燈籠に戻ってきてくださいね!

2018.7.2 Freakz

(追記)

このライブから4年半経ちました。

すぐ書き留めなければだめだね、おしゃべりの内容は忘れてしまった。

でも、レアな曲をやってるねぇ。

今年は萬燈籠、ないのかしら?

アルバム制作に忙しいだろうけれど、ずっと待ってますよー!

2023.1.18 Freakz

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