ライブレポート Aldious 2017.6.17 ディファ有明

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初めに

行って参りました、「Aldious」のディファ有明公演。

ちょうど東京への出張と重なったので、幸運なことに足を運ぶことができたのである。

無人運転のゆりかもめに乗って、有明テニスの森で降りる。

あとは歩いて数分だ。

お、電車で見かけたそれらしき人もやはりディファ有明へと向かっているようだぞ。

会場前の駐車場は結構な人だかり。

自分はというと、先行でも何でもなく一般でチケットを買ったため、コールはかなり最後の方。

まあなんとかなるでしょ。

無事に入場、物販は後回し、開演が迫っている。

が、ドリンクチケットをビールに替えガソリンを入れる。

ほどなく暗転、歓声。

Utopia

きたきた、新作からのキラーチューン。

冒頭でCO2噴射!

「Aldious」では珍しくメジャーコードの華やかなサビが印象的。

疾走感も刻みの速さも申し分なし。

「Helloween」の「Future World」をちょっと彷彿させるリフに合わせてヘドバン!

メタルファン以外にもアピールしそうな良曲。

ジレンマ

今作もトッキーの作った曲が素晴らしい。

特にこのジレンマは良く出来てる。

きちんとメタル、印象に残るサビ、コンパクトな展開。

Re:NOの歌詞も一皮むけたか、非常に印象的。

梅華

よっしー作曲が減った今作だが、これは良いぞ。

昔ながらの「Aldious節」も感じられて、転調後のサビでは超絶美麗なメロが炸裂。

会場の盛り上がりは今ひとつだった気がするが、こういうタイプの曲を無くしちゃいけない。

die for you

おお、プレイされないんじゃないかと予想していたのだけれど。

「Without you」とポップ感が重なるからセットリストから外れるかと思っていたのだが大外れ。

イエイイエイイエイ、ってのはどうしたって盛り上がるよ。

さてさて、ポップな曲が増えてきた「Aldious」だが、この先どのような方向性に進んでいくのだろうか。

ノスタルジック

よっしー作の良質ポップメタル。

よっしーの曲はいつもそうだけれど、初めピンとこなかったりするのに、だんだん良くなってくる。

この曲も上質ではないか。

しかしレーザー光線の演出が実に素晴らしい。

華やかでこのバンドにはよく似合っている。

そしてココから恒例、Re:NO、Tokiによるレモンコーナー。

過去にレモンが演奏した曲を振り返りつつ、演奏したのはこの曲。

I Don’t Like Me

涙腺崩壊必至の名バラード。

Re:NOの魂がこもっている。

自分はバンドバージョンをライブで聴いたことがないので、ぜひ今度聴いてみたい。

アコギバージョンも良く出来ているよ。

青森でも聴いた、各パートのソロのような曲。

こういう試みはぜひ続けて欲しい。

ライブにメリハリが出て大変よろしい。

Re:fire

ここから第二部といったところか。

全員で声を合わせてファイヤー!

青森ではこの曲が一発目だった。

セトリもかなり変えてきているようだね。

Go Away

新作からToki作。

ゴリゴリのギターリフがカッコイイ。

Toki作曲のものが最もガチメタルに近い。

とは言え、超耳に残るキャッチーなサビ、ここが一筋縄ではいかない。

良曲。

マリーゴールド

ポップなバラードだから演らないと踏んでいたけれど、プレイされて驚いた。

それもそのはず、アルバムに参加したヴァイオリニストの方がゲストで登場したのだ。

そのせいか、楽曲の説得力が高い高い。

これはメタル曲ではないけれど、完全にステージからB級っぽさが消え失せた。

Reincarnation

ヴァイオリニストの方を交えてもう一曲。

もうね、これが今夜の絶頂だったと思うよ。

荒削りなトコとか、B級臭さとか、そういった面は「Aldious」の魅力であると自分は思っているよ。

この時の「Aldious」にはそういったものが見当たらず、洗練されたステージだった。

「Evanescence」みたいと言えば言いすぎだろうか。

とにかくこれには感服いたした次第。

あ、これもトッキー作だね。

Sweet Temptation

トッキーのミドル曲には説得力がある。

この曲もその一つ。

Marina以外はメタル曲を書くが、Tokiの曲には構成美がある。

「Aldious」の楽曲がガチメタラーの琴線にも少し引っかかるのはTokiの功績。

この曲もリフ展開が素晴らしい。

Without You

ハンドクラップが楽しいポップ曲。

なんだけど、随所にメタル的な魅力がちらほら。

2番でギターがピロピロいう辺りとか。

ソロなんか「Helloween」みたいだ。

こんなポップメタルも大好きなんだよね。

Luft

おお、ここで初期のハードな曲が。

こういうよっしーのヘタウマスラッシュみたいなの大好き(褒めてるよ)。

やはり初期からのファンが多いのか、盛り上がりも良かった。

そうそう、今回はステージに花道が用意されてたんだ。

これも良い演出だよね。

お陰で近くでメンバーの表情を観ることが出来た。

IN THIS WORLD

これも燃えたー!

このシンプルで扇情的なリフはすごい。

まるで守護神伝の頃の「Helloween」だ。

作曲したことのある人なら分かると思うが、この手の超絶シンプルでカッコイイリフは齢を重ねると作れなくなってくる。

素晴らしいの一言。

Sawaのベースソロも炸裂!

Dominator

そしていつもの鉄板曲で本編のシメ。

知人が言っていたが、筋肉少女帯の「境目のない世界」(「最後の聖戦」収録)に少し似ているリフ。

初期「X」のような香りもする。

何はともあれ、この殺傷力の高いサビのメロは素晴らしすぎる。

ベースソロでのSawaコールも楽しい。

これにて本編は幕。

Dearly

ここからアンコール。

この曲はアンコールがよく似合う。

イントロに独唱の入るアレンジ。

こういったよっしーの疾走感のある曲がニューアルバムには不足しているか。

夜桜

これは盛り上がった!

パフォーマンスも本日の公演の中でピカイチ。

曲終わりで桜の花びらが客席に大噴射!

広い会場ならではの演出は楽しい。

記念に花びらを数枚持ち帰る。

Ultimate Melodious

ダブルアンコール。

今ツアー初の二度目のアンコールらしい。

歌が入る直前の、ハイ!ハイ!ハイハイ!ハイハイハイ!が楽しすぎる。

昔からのファンなのだろう、大はしゃぎのお客さんもちらほら。

正直幼稚な面もある曲なんだけど、これはこれで良い気がしてくるからすごい。

「Aldious」の矜持がこもった一曲。

終わりに

というわけで、あっという間のライブでした。

「Aldious」のまっすぐな気持ちが伝わってくる最高のライブでした。

この先彼女らがどういう方向に進むかはわからないけれど、サイコーのライブを見せてくれた彼女たちに感謝。

ぜひぜひ、おばあちゃんになるまで続けてくれますように、と祈らずにいられない、そんな素敵なライブだったと思います。

「Aldious」サイコー!

2017.6.20 Freakz

(追記)

多分、このライブの時期がRe:NO期で最も脂が乗っていた時期。

この日のメンバーのパフォーマンスは迫力があった。

これ以降、残念ながらRe:NOは体調を崩していく。

ちなみにディファ有明はすでに解体されて存在しない。

諸行無常。

2022.3.16 Freakz

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