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「人間椅子」に革新をもたらした
彼が「人間椅子」に加入してから、はや10年が経った。
私が初めて「人間椅子」のライブを見た時はまだ後藤マスヒロであったから、私も長々とファンをしていることになるなぁ。
彼はドラムのプレイスタイルというよりも、他の部分で「人間椅子」に革新をもたらしたのだと思う。
鬱々とした人間椅子のイメージ(それはそれで大変に魅力的だが)に、少しの光を投じた感じだ。
「人間椅子」にはそれが新鮮だった
ライブでのMCは明るく元気。
「歌っちゃっていいですかー!」とか「兄貴と呼んでくれ!」とか。
ノブ加入以前には絶対に有り得なかったテイストだ。
一般的なロックのコール&レスポンスなんだけれど、「人間椅子」にはそれが新鮮だったのである。
和嶋にも鈴木にもない分かりやすさ
ボーカルスタイルは高音で力強くて明瞭。
和嶋にも鈴木にもない分かりやすさがある。
楽曲も、彼が歌うためにポップに作られることも多くなった。
ファンに急速に受け入れられていった
スピード狂、どこでも寝れる、日野日出志、ダム…などなど。
人間味あふれるエピソードも、彼の人柄と相まって、ファンに急速に受け入れられていったのだと思う。
ダムカードなんてノブが言わなきゃ知らなかったよ。
マスヒロも朴訥としていて、変に格好つけないキャラが「人間椅子」にマッチしていると感じていた。
だがノブのマッチ感はマスヒロより上だ。
もう「人間椅子」のドラマーが変わることはない
かなり多岐にわたる活動をしている人物であるが、「人間椅子」では最後まで叩いてくれそうだ。
もう「人間椅子」のドラマーが変わることはない。
ここに断言させていただこう。
2014.2.25 Freakz
(追記)
この記事を書いたのが2014年。
さらに9年経過し、私の断言は正しかったようだ。
さてさて、人間椅子のニューアルバム&ツアー日程が発表になりましたね。
どうしようか、青森公演はマストとして(抽選当たったらだけど)、他の公演も一つ観に行こうかしら。
いずれにせよ、楽しみがまた一つ増えた。
2023.7.3 Freakz
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