イカ天出身
「昔はやった歌手の名前はジッタリンジン」
…これは「Go!Go! 7188」の詞だが、現役である「Jitterin’jinn」。
イカ天出身だから「人間椅子」の盟友でもある。
アレンジはとてもシンプル
「Jitterin’jinn」の魅力のひとつは、非常に覚えやすいメロディーだ。
アレンジはとてもシンプルで、変わったことは何一つしていないのだが、それが逆に親しみやすいメロディーを際だたせている。
舞台が海外であることを思わせるものが多い
もう一つの魅力は甘酸っぱい歌詞。
誰もが幼い頃に抱いていたような純粋な気持ちを、平易な言葉でストレートに表現している(大人っぽい詞もあるのだけれど)。
「アニー」「マリー」といった固有名詞からか、舞台が海外であることを思わせるものが多い。
若いからこそ完成された音楽
しかし、これらの魅力が十分に発揮されているのは、3rdアルバム「パンチアウト」まで。
それ以降は形骸化の中に残念ながら埋没していった。
メロディーに以前ほどのフックはなくなり、歌詞のノスタルジーも減退。
最近の音源では、ヴォーカルの不安定さも目立つ。
もしかしたら「Jitterin’jinn」の音楽は、若いからこそ完成された音楽なのかもしれない。
2010.2.1 Freakz
(追記)
「パンチアウト」までの音源がハイクオリティーであることは疑いようもない。
しかしその後の活動に意味がないとは私は思わない。
続けてくれることで喜ぶ人が多くいるのだ。
現在は事実上活動停止中だが、2019年にYoutubeチャンネルが開設され、2021年にはベスト盤が再発されている。
再始動する布石なのか、経済的なものなのかは分からないが、フェスとかに出たら絶対盛り上がるよね。
2022.10.11 Freakz
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