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初めに
「地獄の決定打!筋肉少女帯VS人間椅子VS人間筋肉少女椅子帯」と題されたライブ。
会場は赤坂BLITZ。
開場前よりもだいぶ早く着いたのだが、ものすごい人だかり。
何でも早い時間から限定Tシャツの販売をしていたそう。
まあ、限定Tシャツは買えなかったら諦めようということで、近くのBizタワーで時間をつぶす。
(あとから見たらすごいかっこいいシャツで、羨ましくなったのだが)
整理番号は540番代、まあまあ良い番号だ。
今回見かけたバンドTシャツは「特撮」、「Judas Priest」、「Outrage」、「Cannibal Corpse」、「Fear Factory」、「Deicide」。
意外と激しめのが多いな。
ドリンクは今飲むか終了後に飲むか迷ったが、結局勢いをつけるために事前にビールを飲むことにした。
クラシックが流れる中、徐々にテンションを上げていく。
もうすぐ登場だ。
客電が落ち、歓声が上がる中、まずは「人間椅子」が登場。
その途端、ステージ前の客がギューッと密集。
普段の「人間椅子」のライヴでは味わえない迫力!
阿呆陀羅経
1曲目「阿呆陀羅経」がスタート。
新作の中で私もお気に入りの曲だ。
ノリが良いからオープニングにもうってつけだね。
和嶋のギターは相変わらずの安定感。
初め、マイクのせいか鈴木やノブのボーカルが聴こえなかったが、すぐに修正されたようで、程なく聴こえるようになった。
良かった、聴こえないままのライブだったらかなりの不完全燃焼で終わってしまう。
賽の河原
間髪入れず「賽の河原」。
定番。そして名曲。
中間部の激しくなるパートは、客が波のようにうねる。
ラストの二人のハモリは、雰囲気がよく出てて好きだ。
MC
鈴木の「人間椅子ファンの皆さん今晩は、人間椅子です。
筋肉少女帯ファンの皆さん今晩は、人間椅子です。
両方のファンの皆さん今晩は、人間椅子です。」
で、わ~っと会場は大盛上がり。
「両方共初めての皆さん、初めまして人間椅子です」で客席は爆笑。
こういう華やかなステージ(対バンが筋少というだけでだいぶ華やか)では鈴木は盛り上げるのが上手い。
一方和嶋は訥々とマイペース。
「和嶋くんはすごいですね。私はすごいアウェー感を感じてますよ」と鈴木が苦笑いしてた。
「3曲目に盛り上がらない曲を持ってきてしまった」と和嶋。
胡蝶蘭
告げられたタイトルは「胡蝶蘭」。
これまた私はすごい好きな曲で、人気あるのかな?
結構プレイされる頻度が高いみたいだ。
じっくりと練られた構成と、浮遊感のあるソロが好き。
でも筋少ファンには辛かったか?
MC
チューニングしながら和嶋が世間知らずだという話になった。
以前もチャングンソクを知らないと鈴木にバカにされていたが、今回は「BIGBANG」を知らなかったと暴露されていた。
…「BIGBANG」は私もギリギリだな。
和嶋はテレビをあまり見ないらしい。
「楽しいのかもしれないが、心の救いがあるわけではない」と和嶋が言うと、すかさず鈴木「私はテレビに救いを求めたことはないですねえ」。
深淵
精神の救いの話つながりで、心の深くへ落ちていく曲「深淵」。
オープニングの陰鬱なギターが大好き。
最前列に陣取っていた女性二人が、このオープニングの最中に退室。
かぶりつきで橘高を見たかったんだと思うが、「胡蝶蘭」→「深淵」で脱落。
雷鳴から着想を得たというサビ部はかなりインパクト大。
激しく疾走感があり、大好きな1曲だ。
冥土喫茶
間髪をいれず5曲目「冥土喫茶」。
鈴木のスラッシュで会場はかなり盛り上がった。
こちらも全力で叫ぶもんだから、声が枯れてきちゃった。
ギターソロ後、鈴木の一声で再びテンポチェンジするところで、鳥肌が立った。
どっとはらい
6曲目「どっとはらい」。
最近は一番最後の締めでプレイすることが多かったが、今日はあとに筋少が控えてることもあり、この位置。
名曲だなー、だって何度聞いても飽きないもん。
プログレ部では、和嶋は少し得意げな顔で、客席を見回しながら弾いてたのが印象的。
MC
ここでようやくノブのMC。
例のごとく「歌ってもいいですか!」とコールアンドレスポンス。
赤と黒
7曲目はお待ちかね「赤と黒」。
「人間椅子」らしくないさわやかな曲だから、熱心なファンはもしかしたらお待ちかねじゃないのかな?
私は断然この曲好きですねえ。
「人間椅子」に似合わないとは思うが、この完成度を叩きつけられたらねえ。
カラオケでも歌ったことあるよ。
針の山
8曲目、人間椅子の締めは「針の山」。
ステージ前はもうぐっちゃぐちゃ。
私もたまらず突進してしまいました。
こんだけ盛り上がる「人間椅子」はホント久しぶりだ。
青森の客はやっぱ大人しいね。
終わりに
8曲で「人間椅子」は退散。
もう1曲、「地獄風景」とか「ダイナマイト」とかがあれば、私は死ねたなー。
まあ時間の都合上、仕方なかったのかな。
2012.6.11 Freakz
〈追記〉
私も年をとったから、ギューっと密集するようなライブだともう体力が続かなそう。
モッシュエリアに突進してるわ、若い!
今はもう無理かも。
若者が羨ましいよ。
2023.12.19 Freakz
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