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初めに
行って参りました、Helloweenの武道館公演。
ホントに素晴らしかった。
結論を先に書いちゃうくらい最高のライブでしたね。
開場時間ちょい過ぎに武道館に着くと、物販の列が長すぎる!
というか列がどこからどうなっているのかわからないレベル。
開演前に購入は不可能と即断し、会場内へ。
2階席だったんだけど、ちょうど前にお客さんがいない位置(入場階段の上あたりの最前列)で、よく見えそう!
ラッキー!
Orbit
客電が落ち、流れ始めたのはこの曲。
よし、予想的中!
そのままの流れで…
Skyfall
Kaiの大作に突入。
新譜「Helloween」は守護神伝の時代にみんなが戻ったかのように、若々しい曲にあふれていた。
この曲もその最たるもので、往時のファンは感涙ものである。
Kaiには「Halloween」という完璧な大作があるけれど、やっぱ「Skyfall」を聴きたかった。
相変わらず飽きのこない構成、自然な流れはKaiならでは。
そしてボーカル二人の声の出の良いことよ。
二人とも若返ったのか?
Eagle Fly Free
こんな序盤に持ってくるか!
ご存知Weikath作の必殺曲。
Helloweenを、というかパワーメタルを象徴する名曲。
やっぱりKaiとWeikathが背中を合わせてソロを弾くと目頭が熱くなるね。
Mass Polution
聴きたかった一曲。
曲が始まる前のAndiのMCで「Make some noise」って言ったんだけど、いまいち伝わらず、「Make some noiseってのは、騒げって意味だ!(意訳)」という感じで曲がスタート。
「Mass Polution!」「Yeah×4」てな感じで一緒に叫ぶのが楽しい。
Future World
Helloweenのポップメタル第1号になるのかな?
てっきりアンコールでお客さんに歌わせるのかと思いきや、かなり序盤で登場。
この曲はブリッジが素晴らしくて、このメロだけはAndiだとダメ、Kaiだとダメ、Kiskeじゃないとダメ!
ダメなものはダメ!
そのくらい素敵なメロディなんだよなぁ。
Power
タイトルコールで歓声が上がる。
うおー、「Power」来たかー!
ギターソロはお客さんがシンガロングし、ちょっとずつ演奏も静かになっていき、という「High Live」収録のパターン。
あれはカッコイイよなぁ。
もう完全にバンドと武道館のお客さんは一体化していました。
Save Us
イントロの効果音が流れたとき、耳を疑いましたよ。
いや、自分のセトリ予想にも入れてたけどね。
でもまさかホントにプレイするとは!
Kiskeのハイトーン、疾走するドラム、そしてHelloweenの象徴である細かい刻みのメロディアスなソロ。
感無量。
ここからKaiがボーカルを務めるメドレーに突入。
Metal Invaders
マジか!
マジか!
サービスし過ぎじゃない?
こんな初期の曲を演ってくれるなんて、すごすぎる!
多分Kai自身も楽しんでいたと思われる。
Bメロのキンキンした高音はもう出ないが、それで十分。
Victim of Fate
おっと、これまたびっくり!
自分もセトリ予想に入れてて、この時点で自分すごすぎじゃね?って思ってた。
その後はハズレまくるんだけど。
ボーカルはKaiが務めるバージョンで、Kiskeの登場はなし。
Gorgar
これもイントロのリフで目を見開いてしまった。
すげぇレアなの演るなぁ。
なんかクセになるんですよね、この曲。
結構地味なリフだと思うんだけど、なんだかクセになる。
昔からそう思っていたから、今回聴けて死ぬほど嬉しい。
Heavy Metal (Is the Law)
素晴らしいセレクト!
これは5年前の来日時にも聴いていたけれど、「Heavy Metal!」というコールアンドレスポンスは何回やっても楽しいな。
Ride the Sky
メドレーはお馴染み、Kaiの傑作でシメ。
Kaiの高音もなかなか出ているではないか。
この曲なんかはかなりスラッシュメタル寄りなので、猛烈にヘドバンして聴いていました。
Forever and One (Neverland)
これは予想できなかった!
Andiはこういうバラード作りの名手だね。
ボーカル二人が前の方で椅子に座って歌う。
アコースティックなアレンジで、素晴らしいパフォーマンスだった。
AndiとKiskeが仲良さそうに、肩を組んだり見つめ合ったりして歌っている姿は見ていて微笑ましい。
この二人は仲がいいのかも。
Best Time
ハイきました~。
これはSaschaの見せ場ですね。
曲ももちろん素晴らしかったけど、花道を通ってやってきたSaschaのソロに釘付け。
ソロ終わりでなんとくるっと回転し、ポーズを決める。
これはもうね、アイドルですね、アイドル。
Dr.Stein
外せない定番曲。
Helloweenのポップメタルの中で一番好きかも。
特にブリッジのメロ、ハイトーンの爽快なことと言ったら。
私はこの曲で中学生のときに胸をぶち抜かれて、まだ胸に穴が空いたままだ。
How Many Tears
本編ラストといえばこの鉄板曲。
Kai期からKiske期への架け橋のような位置づけの曲で、ジャーマンメタルの始まりを告げたのもこの曲ではないだろうか。
歴史的に超重要な曲。
サビでは一部、Andiが上を歌っていて、驚いた。
ホントに若返ったのか?
おでこは広くなってきたけど、愛嬌があっていいじゃん。
Perfect Gentleman
ここからアンコール。
Andiが杖にハット、そして演歌歌手のようなキラキラ光る真っ赤なジャケット姿。
一瞬、山本譲二がゲストで来たのかと思ったもの(嘘)。
お客さんみんなで「Perfect!」と叫ぶのが楽しい!
Keeper of the Seven Keys
ああ、5年前に札幌で観たときも、この展開だったな。
長尺の曲を難なくプレイし、ラスト、一人ずつメンバー紹介をして去っていく。
この演出がもう、死ぬほどクールなのだ。
札幌の時よりさらに洗練されていたように感じた。
彼らは本当にUnitedになったのだ!
I Want Out
二度目のアンコール。
左の方からカボチャを模した大きな風船を持ったスタッフがズラッと並ぶ。
なんだか「おかあさんといっしょ」のファミリーコンサートみたいだ。
大きなカボチャが舞い踊る中、ラストの曲がスタート。
中盤、武道館を右と左に分けて、交互に歌わせる演出も面白かった。
「これだとこっち側が退屈だ(意訳)」とAndiが言って左右交代するのも面白かった。
笑い飯の漫才みたい。
最高のフィナーレ。
終わりに
メンバーは60前後の歳になったけど、間違いなく言えるのは、「今までで一番良い状態」だということ。
ライブを一目観ればわかる。
弦楽器が4人並んでフォーメーションしたり。
AndiはよくMarkusに絡んで一緒に踊っていた。
どの曲か忘れたけど、KaiがSaschaに近づいてニコっと笑って一緒に弾いたのも印象に残っている。
新譜も「そう、これなんだよ、待ってたのは!」と言える傑作だったし。
ホントはもっと新曲聴きたかったけど、時間的には仕方ないか。
余談だけど、一箇所、AndiとKaiが同時にMCを始めちゃった箇所があって、「おお、先に君の番だったよ、おお(意訳)」と言いながらはけるAndiが可愛かったな。
もちろん照明はKaiに当たっていたからAndiは暗がりの中を袖に歩いていった(笑)
というわけで、全部ひっくるめて、あんたら最高だよ!
また日本に来てよ!
それに尽きますね。
最高のメタルショウをありがとう!!
2023.9.25 Freakz
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