「女性ならではの魅力」が感じられる音源
嬢メタルについて以前書いたが、舌の根が乾かぬうちに「Aldious」。
2ndアルバム「Determination」を聴いたが、ヴォーカルが極めて女性的で、逆に新しく感じた。
このような「女性ならではの魅力」が感じられる音源は珍しい。
オススメ盤だ。女性ヴォーカルも、こういう形であれば問題ないのに。
音楽理論がわかってしまうと、そのルールに縛られて自由な発想ができなくなる
楽曲の出来もなかなかのものだ。
ルートが違ってるとか、幼稚な面が少しあるのだが、それがまた味になってるからすごい。
音楽理論がわかってしまうと、そのルールに縛られて自由な発想ができなくなる。
音楽的に成熟する前に、このような斬新な曲を多く生み出して欲しい。
キレーなお姉さんたちがキャバ嬢のカッコでヘヴィメタル
また、音楽以外での魅力がハンパない。
キレーなお姉さんたちがキャバ嬢のカッコでヘヴィメタル、ってなミスマッチがインパクト大だ。
しかもそれは、やり手のプロデューサーがインパクトを出すために演出したわけではなく、彼女たち自身のアイデアでインディーズから這い上がってきたのだ。
なかなか心うたれる。
ヘヴィメタルをプレイし続ける限り、彼女らを応援したい。
2011.11.26 Freakz
(追記)
ヘヴィメタルにおける女性ヴォーカルは、個人的には女性らしさを出したほうが良いと思う。
例えば「Arch Enemy」のAlissa White-Gluzは、どんどん女性らしいクリーンヴォイスを取り入れたら良いのにと思う。
だって男性には出せない魅力なのだから。
さて、Aldiousであるが、前述の2ndアルバム「Determination」時のヴォーカルはRami。
そこからRe:NO→R!Nと変わり、現在はヴォーカル不在の状態だ。
私はRe:NOの丁寧な歌い方が好きだったし、R!Nのパワフルなヴォーカルも好きだった。
未成熟だった楽曲はすでに成熟し、初期の音楽性とはかなり離れてきている。
それでも例えば「梅華」(「Unlimited Diffusion」収録)などは初期の音楽性を彷彿とさせるから面白い。
人間は成長していくのだから、音楽性が変化していくのは当然。
変化自体を批判してはいけない。
服装は、今はキャバ嬢ルックではないけれど、キレイなドレスに身を包んでいることが多い。
新衣装を楽しみにしているファンも多いのではないだろうか。
上記の文章を書いてからもう10年以上経った。
その時は、まさか自分がこんなにAldiousが好きになるとか思わなかったなあ。
2022.3.14 Freakz
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