ライブレポート LOUD PARK14(1日目) 2014.10.18 さいたまスーパーアリーナ

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初めに

行って参りました、LOUD PARK14。

これで3年連続だ。

まずは1日目。

開場時刻に合わせてさいたまスーパーアリーナに着いたが、すんごい行列だ。

長―い行列に従って入場。

二日間通し券のリストバンドを受け取り、日程表を受け取る…とデカイ!

例年のポッケに収まるサイズではなく、一回り大きくなっていた。

あちこちで「デカイ!」という声が。

去年までのカード型が良いのではないだろうか。

仮面女子

会場に入るとすでに「仮面女子」がスタートしていた。

アイドルだけれども、LOUD PARKに合わせたメタルを演奏。

普通にカッコよかった。

女の子たちが仮面をつけて歌って踊るというのも、なかなか奇妙で良い。

仮面をつけたり外したりして歌うというのは、なんとも変な感じだ。

全員仮面を入れる袋みたいなのを下げてるのも面白い。

ベースは「Loudness」の山下昌良。

ドラムは「Luna Sea」の真矢。

強烈なメンツだ。

Battle Beast

仮面女子終了後、ULTIMATE STAGEへ移動。

「Battle Beast」を観るのだ。

これがまたすんごい良かった!

超がつくほどシンプルなメタルは非常に好感が持てる。

弦楽器がしょっちゅう動きを合わせて動くのもとっても微笑ましい。

ボーカルはモヒカンで、女子プロレスラーみたいなメイク。

インパクト絶大で、また歌が上手いんだなぁ。

お気に入りの「Out on the Streets」がプレイされたのも嬉しかった。

最高のプレイで、これぞLOUD PARK!

今回最も印象に残ったパフォーマンスの一つだ。

キーボードの人がビールをイッキしたのも、ロック魂に火がついたわー!

Marty Friedman

続いてはMarty Friedman。

ビールを買って(オフィシャルバーは混み過ぎだったので、ドリンクチケットを使わずにお金を出して購入)、椅子に座ってゆったりと聴く。

日本語ペラペラなのに、英語でMCをしているのには驚いた。

ライブ仕様ってことかな?

後半で「Megadeth」の、「Tornado of Souls」をプレイしたのは驚いた。

もちろん「Megadeth」の曲を演ったら面白ぇなと心の何処かで思ってはいたのだけれど。

Martyは「元Megadeth」という看板を快く思っていないフシもあるし、「Megadeth」の曲は演らないだろうと思っていたからだ。

全編を演奏したわけではないが、せっかくメタルの祭典に出るのだからというMartyのサービス心を感じられて、とっても好感。

ラストの「天城越え」も良かったー。

Vandemberg’s Moonkings

そのままビールを買い足しつつ、「Vandemberg’s Moonkings」を座って観る。

あまり好みではない音楽性なので、酒を楽しみつつ、ゆったりと。

Loudness

「Loudness」はアリーナで堪能。

客が密集していて、すごい人気だ。

高崎晃はPVでもつけていた、ドレッドヘアーのかつらを付けて登場。

私は短髪のほうが好きだけど。

新作の中でも特に「Got Be Strong」が聴けて嬉しかった。

音作りがすごいウマイのかな?

全パートがクリアに聴こえて、素晴らしいステージだった。

外タレを喰った感はあるなぁ。

Soilwork

次は新作を聴いてかなり気に入っていた「Soilwork」だ。

張り切ってアリーナに行って聴いた…のだが、音質が悪い。

ゴモゴモとしていて、演奏が判然としないのだ。

それがすんごく残念。

聴きたかった「Spectrum of Eternity」も演ってくれたのだけれど、その音質の悪さで不完全燃焼。

ライブにおける音作りはひじょーーに重要。

Amaranthe

続けてアリーナで「Amaranthe」。

メシ食うヒマがないではないか。

メシ喰うな!ってことか?(町蔵)

ユーロビートを纏ったメタルがカッコ良い!

ボーカルが3人もいるのが面白いし、デス声担当の人の声がかっこ良すぎる。

男クリーンヴォイスの人のマイク音量が少し低かったように思えて、そこが残念。

何よりワンピースのElize嬢が愛らしい!

歌も、メタルのボーカルとは思えないほどにウマイよ。

完成度の高いバンドパフォーマンスだった。

お気に入りの「Afterlife」

「Invincible」が聴けて嬉しかった。

ただ、オッサンはヘッドバンギング以外のノリ方がわからなくて戸惑ったよ。

Down

「Down」でようやくメシだ。

廊下でメシを食い(相変わらずなかなかウマイのだコレが)、終盤辺りのPhil Anselmoのご尊顔を拝む。

ステージの終わりで、楽器が次々とスタッフに変わっていき、メンバーは打ち上げみたいに酒を飲んで盛り上がるというのは、斬新で面白かった。

時間を押して、さいごにPhilはなんか言っていたけど、英語だから何だかわからず。

一発「Pantera」の曲でも演ればすんげぇ盛り上がっただろうにと思うが、無理な相談か。

Rage

続いて「Rage」。

音、デカイ!!

今年のLOUD PARKで一番音がデカかったのではないだろうか?

大好きな「Sent by the Devil」を聴けたのも嬉しかった(全編ではなかったが)。

しかし音質のクリアさに欠けたのは残念。

ちょうど前あたりに、「Rage」のTシャツを着た「Rage」ファンがいて、すごい動きでノッてるのが面白かった。

名曲「Higher Than the Sky」が始まった瞬間、その彼がなんとも言えないニコーっとした表情を浮かべたのが印象的だった。

何だか、近くにいた客が、Peavyが曲のコールをする前に「ハーイヤー」って歌い出して、すごく興ざめだったなぁ。

もちろん次は「Higher Than the Sky」だろうなと思っていたけれど、お前が先に歌ってどうする。

Dragonforce

お次は「Dragonforce」。

ヤツらは大物だな。

今回のフェスで最高のパフォーマンスではなかったか?

初期の曲の、執拗に執拗に速弾きソロをかますのも感心してしまうし、大好きな「Symphony of the Night」を聴けたのも良かった。

MCを日本語でしてくれるのも、とっても愛を感じるし、懐の広さを実感した。

絶対こいつらは天下を取る!

紙を見ながらだけど、日本語で言ってくれるのは感動するでしょ!

一回、ボーカルのMarc Hudsonが、カンペを見ずに日本語でMCをして、でもなんて言ってるのか分かんない時があって、Marcは「Fuck!」と叫んで英語で言い直してたよ。

これもすんごい印象に残ったなぁ。

そのチャレンジ&サービス精神に乾杯だ。

Arch Enemy

大トリは「Arch Enemy」だ。

だいぶ前の方に陣取っていたんだけど、客があまりに過激で、圧死しそうだった。

身の危険を感じて、少し後ろに下がって観てたよ。

「Time Is Black」を是非聴きたかったのだが、プレイされずに残念。

終わりに

そんな感じで1日目は終了。

1日目は特に見たいバンドが多くて、体がすごく疲れたよ。

でも心地よい疲れというのかな。

サイコーの1日だった。

また日常を頑張れそうなパワーを貰ったな。

続く

2014.10.21 Freakz

(追記)

「Down」の間奏のところに「『Pantera』の曲でも演ればすんげぇ盛り上がっただろうにと思うが、無理な相談か」と書いてるけど、もしかしたら9年越しの夢が来年叶うかもしれない、などと考えるだけで胸がドキドキしてきますね。

あと前年度のレポより文章が謙虚でよろしい。

「観たいバンドが多くて」ってことも書いてあるけど、きっとそれは「観たいバンドが多くブッキングされた」のではなく、「観たいと思えるバンドの幅が広がった」んだと思う。

つまり、こちら側の問題なんだね。

来年のLOUD PARKも、出演バンドに文句をつけるような野暮はしたくないものだ。

2022.12.14 Freakz

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