English
※セットリストが表示されます。見たくない人はスクロールしないでね。
- 初めに
- Machines (or ‘Back to Humans’)
- Radio Ga Ga
- Hammer to Fall
- Fat Bottomed Girls
- Another One Bites the Dust
- I’m in Love with My Car
- Bicycle Race
- I Was Born to Love You
- I Want It All
- Love of My Life
- Teo Toriatte
- Drum Solo
- Under Pressure
- Tie You Mother Down
- Crazy Little Thing Called Love
- You Take My Breath Away
- Who Wants Live Forever
- Guitar Solo
- Is This the World We Created…?
- A Kind of Magic
- Don’t Stop Me Now
- Somebody to Love
- The Show Must Go on
- Bohemian Rhapsody
- We Will Rock You
- Radio Ga Ga
- We Are the Champions
- 終わりに
初めに
前座の「Glay」が去り、しばしの休息。
足を休ませないと、終演までもたない。
目を閉じて瞑想している間に、どんどん「Queen」のステージがセットされていく。
どうやらかなり大掛かりなもののようだ。
Machines (or ‘Back to Humans’)
登場SE。
だんだんセットの全貌が見えてきた。
まず巨大な半円形の板は曲面のモニターになっており、それが上下する構造のようだ。
その装置の奥にもプロジェクションマッピングが施され、左右にもモニターが配置されている。
かなり多層的な演出ができそうだ。
Radio Ga Ga
Roger作のヒット曲。
すでにシンセを使う時期の曲だが、これがまた心地良いのだ。
ライブエイドでも披露していたのを思い出す。
しかしボーカルはもちろん、FreddieではなくAdam!
マントにサングラス、なんだか近未来的な出で立ちだ。
Gene Simmonsかよ、と思うくらいの厚底ブーツ。
あれはもはやブーツと言うより竹馬に近い。
Adamの歌唱は文句なしの素晴らしさ。
これが世界的シンガーの実力か、参った。
サビではもちろんみんなで手拍子。
この時点では最後まで演奏されず。
Hammer to Fall
こちらもライブエイドで披露していた、Brianの曲。
彼らしいハードロックで、花道まで出てきてソロを弾いてくれた(確か)。
夢中で観てたから、記憶違いがあったらごめん。
Fat Bottomed Girls
オープニングではお客さんみんなで大合唱。
こちらもBrian作のハードロック。
Adamは歌唱もさることながら、そのパフォーマンスも素晴らしい、というか独特だ。
お尻ペンペンしたり、腰をカクカクしたり、少し奇抜な動きだ。
まぁ前ボーカルが大変に奇抜な方だったから、まるで違和感はないけれどね。
Another One Bites the Dust
サポートのベースの方が前に出てきて、ベースラインを弾き始める。
ニコニコと嬉しそうに演奏する方だ。
Deacon作の人気曲。
Freddieもこの曲のキーは高すぎて、メロディを変えて歌ったりしていたものだが、Adamは余裕で出るのね。
歌は技術だけでは決してないけれど、技術的にはFreddieよりも上手と感じる。
I’m in Love with My Car
こちらはRogerの見せ場。
Roger作かつRogerが歌うこれまた人気曲だ。
この歳であのハスキーな高音がまだ出るとは、不死身なのか?
もちろんパーカッショニストの方がコーラスを入れてはいたけれど、大したものだ。
皆がRogerに釘付けになっている間に、Adamは姿を消し、花道にはいつのまにか銀ピカのバイクが設置されていて…
Bicycle Race
バイクの影からマントとサングラスを外したAdamが登場。
どうやらバイクに跨って歌うようだ。
やがて銀ピカのバイクは回転を始める。
こういう仕掛けも観ていて楽しいものだ。
しかもバイクにはカメラが仕込んであるらしく、接写されたAdamが背後のモニターに映し出される。
初めは普通に跨っていたAdamは、途中でハンドルに足をかけ、M字開脚のスタイルで歌う。
なかなか衝撃的な映像だ。
I Was Born to Love You
バイクを降りてAdamが歌い出したのは日本で人気のこの曲。
高音の伸びが素晴らしい。
Brianのあの独特な音を生で聴けるとは。
もしかしたら私にとって最初で最後の機会になるかもしれない。
I Want It All
クールな前半と、中間部のメタルパートのギャップが楽しい。
私はメタラーなもので、ヘドバンさせていただきました。
曲終わりで花道に椅子が置かれる。
ということは…
Love of My Life
ここでBrianが椅子に座って、日本語で挨拶。
こういうサービスが嬉しいね。
アコギを弾き、Brianが歌い出すと、すぐに客席での合唱が始まる。
なんだかお客さんにいつも歌わせるFreddieを思い出して涙がポロポロこぼれてきた。
最後にBrianが「今から奇跡が起こるよ(意訳)」と言うと、モニターの中にFreddieが現れる。
いまアコギを弾いているBrianと過去のFreddieの共演だ。
これはもう涙で歌えなくなってしまいました。
最後に二人は親指を立て、まるで意思を疎通させるかのように曲は終わる。
Teo Toriatte
そのままアコギでもう一曲。
日本語のパートがある一曲で、これもみんなで大合唱。
この2曲が今回のお涙パートでした。
ギターを弾きながらステージへ戻るBrian。
彼の歩みに合わせて目をステージに戻している隙に、そこにはドラムキットが用意されていたのでした。
なんだかマジックショーを観ているみたい。
Drum Solo
Rogerが花道を小走りで通り抜ける。
やっとRogerが見えて(今までドラムの後ろにいたから)、お客さんは大喜び。
しかもその間、若かりし頃のRoger(美しい!)のドラムソロが映し出されていた。
花道に据えられたドラムキットに腰を下ろす。
ここからは現在のRogerのドラムソロ。
パワフルで正確なドラミングは健在。
かっこいいぜ!
Under Pressure
そこにAdamが合流。
音源ではFreddieとDavid Bowieが掛け合いで歌うところ、今日はAdamとRogerのかけあい。
おお、この二人バージョンも素敵ではないか。
Adamはかなり正確にFreddieのハミングを再現していたように思う。
Tie You Mother Down
ここから再びBrian作のハードロックへ。
乗りの良いはねたリズムに体が自然と揺れる。
この曲のソロだったかな…記憶が曖昧だ。
ブライアンのギターの先から花火が飛び出したんだけど、違う曲だったかもしれない。
Crazy Little Thing Called Love
ライブエイドでFreddieがガッシガッシとギターを掻き鳴らす姿を思い起こす方も多いだろう。
シンプルで乗りやすい一曲。
意外にも作ったのはFreddieで、10分くらいで書き上げたらしい。
You Take My Breath Away
うん、記憶が飛んでるな、どんな演出だったかまるで覚えてない。
枯れ葉が舞い踊る演出はこの曲だったかな?
うーむ、役立たずの脳髄め。
Who Wants Live Forever
Brian作の壮大なバラード。
最近の心持ちから是非に聴きたいと思っていたのでとても嬉しい。
Adamの歌声はもはや天から聞こえてくるかのようだ。
また記憶が曖昧だが、この曲の終わりでAdamは地下へと下がっていったような気が…
違う曲だったかな…
床下に下がって見えなくなるまで、指先までピンと張り詰めた姿勢で、とても印象に残っている。
Guitar Solo
これは壮大な演出だった。
曲面の巨大モニターに月のような惑星が描かれ、まるでそこに立っているかのようなBrian。
モニターとBrianは同時に上がっていき、まるで宇宙に上っていくような感覚。
美しい映像美に加えて、数々の惑星の模型が天井から降りてくる。
Brianのギターと相まって、最も印象に残るシーンとなった。
Is This the World We Created…?
この辺でまた記憶が…
Brianが降りてきてからプレイしたんだったかな?
A Kind of Magic
Rogerはこういうタイプの曲を作るのが得意だね。
美しく、心踊るような、それでいて体が揺れるような。
この後、(確か)メンバー紹介をして、ピアノがじゃわーんと鳴った瞬間、次の曲が分かった。
Don’t Stop Me Now
外せない名曲。
自分も大好きで、よくカラオケで歌う(原キーでは歌えないが)。
お客さんの盛り上がりもここで一気に高まった。
数列前で踊っているお姉さんなんて、すごい動きだったもの。
椅子3つ分くらいの幅でダンシングしていた。
演奏も歌も完璧、感無量である。
Somebody to Love
もうこの辺りからラストへ向けて突っ走る感じですかね。
お客さんのコーラスで、非常に気持ちよさそうに歌うAdam。
Brianも実にショウを楽しんでいる。
Rogerはドラムの陰でよく見えないが、初めはかけていたサングラスを外している。
この曲も盛り上がったなぁ。
The Show Must Go on
実質的にQueen最後の曲。
音源での悲壮感と迫力に満ちたFreddieも素晴らしいが、Adamも負けず素晴らしかった。
Bohemian Rhapsody
ライブエイドのようにピアノパートからではなく、きっちりイントロから。
説明不要の名曲。
中盤のオペラパートではMVの映像が流れ、ロックパートになだれ込む。
素晴らしい。
この曲だったか、大っきい花火みたいな音が出て大層びっくりした。
自分より後ろから聞こえたので、花火だったのかどうかわからないが、会場は凄まじい盛り上がりに。
これにて本編は幕。
ここからアンコール。
まず出てきた、というか映し出されるFreddie。
映画で有名になったコール&レスポンスだ。
最後は「All right!」ではなく「Fuck you!」で終わるのがかっこよすぎる。
We Will Rock You
アンコール曲は定番。
お客さんみんなで手拍子&合唱。
会場の一体感たるやなかった。
Radio Ga Ga
初めの続き、になるのかな?
Repriseっていうんだっけ、こういうの?
こういう凝った演出、好きよ。
We Are the Champions
Adamは最後まで勢い衰えず最後まで歌いきった。
ホントにすごいシンガーだ。
この曲もお客さんとの大合唱。
最後に紙吹雪が大量に噴射されて、きらびやかにステージは終わった。
終わりに
演奏の質の高さ、Adamの歌唱力、豪華なセットと演出、ボリューム、すべて満点。
レジェンドとはこういうものか、と納得。
色々と超越してしまったバンドなんだなと再認識しました。
かなり長い時間のライブだったけれど、あっという間に終わってしまった気がします。
お金はたくさん使うことになったけれど、どうせ天国までは持っていけないんだ。
こういう経験にお金を使うことをためらいたくない。
もしかしたら最後かもしれない「Queen」の来日。
果たして、次はあるのか?
楽しみに待つのみである。
2024.2.13 Freakz
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