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初めに
はるばる広島まで行ってまいりました、陰陽座のレコ発ツアー。
というのも私、翌日の31日が広島で仕事だったんですね。
前泊してるから、ちょうどよく陰陽座のライブが観られるぞ、と喜んだものです。
前作「覇道明王」ツアーの時は、青森まで来てくれたので観に行きました。
何かと縁があるバンドのように思えます。
で、「覇道明王」のレコ発ライブでは新曲を演りまくっていたのを覚えていたので、今回もそうだろうと新作「龍凰童子」をガッツリ聴き込んでライブに臨みました。
FCの方々が200人くらいいたので、入場はかなり後となりましたが、(その隙にツアーTを買った)まずまずステージに近いポジションを確保。
青森公演の時は最後尾で、背が高い人の後ろで、黒猫が全く見えなかった思い出があったので、とても嬉しい。
客電が落ち、さあスタートだ!
霓
新作のオープニング曲をバックにメンバーが登場。
オーラが半端ない。
わずかに遅れて黒猫が華やかに登場。
初めて生で見たが(青森ではホントに見えなかったの)、こんなにも美しいお方なのか。
龍葬
順当にアルバムの2曲め。私は前作「覇道明王」と今作「龍凰童子」の2枚しか持っていないのだが、前作よりもキャッチーで、ノリやすい曲が多い。
演奏が上手い、黒猫の歌も上手い、こりゃすごいバンドだ。
キーボーディストがちゃんと居るのも好感。
鳳凰の柩
さらに新作3曲目。
この3曲は繋がっているような印象だったから、予想通り。
そういえば音質もクリアで良かった。
黒猫の声がはっきりと聞こえる。
MC
「鳳凰の柩」の終わりで「陰陽座です!」と瞬火が叫び、会場は歓声に包まれた。
ここでギターの一人、招鬼がMC。
客席から上がった「カッコイイ!」という声に照れながら「ありがとう!」と応える。
誠実そうな方…って瞬火の弟なのか、今知りました。
茨木童子
ここでアルバムの曲順からは外れ、リードトラックが瞬火の叫びでスタート。
瞬火の歌い方がカッコイイんだよなぁ。
少し大げさに荒々しく歌うのが良い。
この曲では、「Kreator 」のMille Petrozzaのような咆哮が聴ける。
ギタリスト二人はどちらもソロを取る、いわゆる「Slayer」スタイル。
滑瓢
妙に印象に残る曲。
疾走するわけでもなし、メロディアスなわけでもなし、でも聴いていて実に心地よい。
あとはお客さんに「瓢!」と歌わせるアイデアが秀逸。
叫んでて気持ちが良かった。
猪笹王
やはりニューアルバムからの曲の連打連打。
ただしライブ仕様に曲順は変更されているから、次は何を演るのか、という楽しみが残っている。
こちらもずっしりと重い一曲で、リフがカッコイイね。
MC
ここは黒猫と瞬火のMCだったかな?
黒猫は声の調子もよく、とても元気そうに見えた。
瞬火が「まだまだ聴いてほしい曲がある」と言ってタイトルコール。
月華忍法帖
実にキャッチーな一曲で、陰陽座らしい和風メタル。
こちらをシングルカットしていてもおかしくない出来栄えだが、忍法帖が続くのを避けたかったのかもしれない。
迦楼羅
この曲は重要な一曲だと思う。
メタル性を抑え、キーボードを全面に出したポップソング。
なにしろ15曲も詰め込んだアルバムだから、こういった変化球もないと飽きてしまう。
特にイントロの静謐なパートが美しい。
ベースもルートではなく同じ音を淡々と弾く、メタルではなかなか見られないアレンジ。
赤舌
妙に印象に残る曲その2。
和風Bメロが炸裂し、サビで黒猫、瞬火がハモって歌う、これは盛り上がる一曲だ。
食って入るリズムも心地よい。
MC
ここは瞬火MCだったかな。
コロナや黒猫の治療で4年も間が空いてしまったが、これからまだまだ続けるという決意表明。
からの…
大いなる闊歩
アルバムの中では地味に感じたが、ライブでは映えますねぇこの曲。
主題のリフの刻みが気持ちいいし、行進するようにステージを歩き回る黒猫が可愛い。
覚悟
瞬火は確か「Judas Priest」のファンではなかったっけかな。
ああいった古き良きハードロックを感じさせる一曲。
なかなか考えられた構成。
静心なく花の散るらむ
今作のキラーチューンかな。
日本人の大好きなパワーメタル系。
ヘドバンしながらメロディーに耳を傾ける。
そう、この恍惚感こそメタルの醍醐味。
MC
ここで再び瞬火MC。
ここまで12曲すべてニューアルバムからのプレイ。
「まさかとは思いますが、新譜を聴き込んでこなかった人はいますか」という問いかけに、私は死角で見えなかったが手を上げた人がいたようだ。
「彼はここまでのライブ楽しめているのでしょうか、心配です」と言って笑いを誘っていた。
「次はどうしても演らなければならない曲です」とタイトルを告げる。
白峯
長尺の曲であるが、展開が凝っていて全く飽きない。
特に中盤、まるで「Slayer」のように疾走する箇所があって、そこでテンション爆上がり。
拍子チェンジと同時に急に疾走するものだから、これはメタラー全員首振るしかないでしょ。
激しいパートから再び静かなパートに戻る流れも実に自然で、非の打ち所なし。
エンディングの瞬火の歌声が涙を誘う。
両面宿儺
長尺の曲の後は盛り上がるメタルナンバーで。
アルバムでも後半に配置されていて、観客が再び沸き立つ。
これで新譜のうち14曲演りきったことになる。
すげぇなこのバンド。
青天の三日月
吹けよ風、轟けよ雷
ここでようやく旧譜からの曲。
不勉強ながら知らぬ曲だが、本編ラストに向けて盛り上がりが高まっていくさまが伝わってくる。
心悸
本編ラストは新譜のラスト。
イントロで歓声。
黒猫の弾けるような笑顔が魅惑的だ。
普段のようにあまりこぶしを効かさず、可愛い感じで黒猫が歌う。
これもまた良いものであるなぁ。
焔之鳥
鳳翼天翔
火車の轍
ツアーTに着替えたメンバーが登場し、アンコールがスタート。
私は初めて聴く曲なのだが、お客さんの盛り上がり方がすごかった。
昔からのファンが喜ぶ人気曲なのだろう。
一緒に拳を上げて楽しみましたよ。
甲賀忍法帖
これは私でも知ってる有名曲。
サビの必殺メロがヤバいですね。
骸
これも初めて聴いたんだけど、スラッシュメタル大好きな私はヘドバンしまくりでした。
めちゃかっこいい! 初期の曲なのかしら?
無礼講
前作から大好きな一曲。
お客さん達は扇子を掲げて叫んでいる。
いわゆる陰陽座らしい曲ではないのだろうけれど、これは盛り上がるわ!
悪路王
アンコールその2。
これもスラッシーで、初めて聴いた私でもゾクゾクするほどの迫力を感じた。
やはり若い頃の曲だろうか?
最後は瞬火が「広島カープ!」「カープ坊や!」「衣笠祥雄!」と叫んでライブが終了。
拍手喝采。
終わりに
というわけで、足腰クタクタですが存分に楽しみました。
書いてて「あれ?」って思ったんだけど、どこかに狩姦がギャグの「もみじ饅頭」を披露したんだよね。
どの箇所だったか忘れちゃった。
次の曲に移りづらい雰囲気になって、瞬火が「なぜこの位置に狩姦くんのMCを入れてしまったのか…」と言っていたから、後半あたりだったと思う。
心配なのは黒猫の体調ですね。
このブログを書いている時点では詳細は不明ですが、名古屋公演が中止になってしまいました。
ツアーを継続できるような、重くない症状であることを祈るばかりです。
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