客観的な文章が書けるかどうか分からない
少し躊躇したが、「Slayer」について書こうと思う。
なぜためらったかというと、あまりに有名なバンドであり、語り尽くされている部分が多いということだ。
また、私があまりにも「Slayer」が好きなため、単なるノスタルジーになってしまう恐れもある。
客観的な文章が書けるかどうか分からないが、記してみたい。
多くの人を惹きつけている
「Slayer」の音楽は、あれだけコアなサウンドでありながら、とても多くの人を惹きつけている。
その魅力の根源は何なのだろうか?
音楽的な理由はたくさんあるだろう。
衰えない攻撃性、疾走感、それでいてキャッチーなリフ。
サウンドが優れているからファンが多く集まってくる。
ファンの思いを信仰心にまで高めた
それは当然のことであるが、もうひとつ、「Slayer」のアティテュードが挙げられるだろう。
「Slayer」はスラッシュメタルというジャンルの形成に一役買ったバンドだ。
隆盛を極めたスラッシュメタルもやがて飽きられ、多くのバンドが方向転換を余儀なくされた。
その度にスラッシュメタルのファンは落胆していたことだろう。
しかし「Slayer」は違った。
スラッシュメタルから転換を図らず、自分たちの音楽を貫き続けた。
そこがファンの思いを信仰心にまで高めたのだと思う。
「Slayer」のファンが熱狂的なのも、このアティテュードゆえではないだろうか。
この病気はなかなか治らない
「これはもはやSlayerというジャンルだ」「帝王Slayer」などと、少々誇大な表現が使われるのも、その音楽性やアティテュードによってファンがみな熱病にかかったかのようになっているからだ。
かくいう私もその病にどっぷり浸かっている一人で、この病気はなかなか治らないようだ。
永久に不滅だ
私が最も好きなのは「Reign in Blood」~「Seasons in the Abyss」の3枚。
その頃と比べると、リフのキャッチーさは少しずつ失われてきていると思うし、ライブのパフォーマンスもクオリティが低くなってきてはいる。
でも「Slayer」は「Slayer」。
永久に不滅だ。
2010.5.26 Freakz
〈追記〉
一度休止に入った「Slayer」であるが、再び活動を始めた。
本当に彼らは永久に不滅なのかもしれない。
海外のフェスに出たようだが、その時のセットリストがまた素晴らしい。
興味のある方は検索してみるとよいだろう。
さて、再始動したということは、来日を期待してしまうということだ。
フェスでもワンマンでもいい、もう一度「Slayer」を観たいなぁ。
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