ドラムの音質によるところが非常に大きい
楽曲の中でドラムの音は最も目立つと言っていいだろう。
リズムを牽引するパートでもある。
故に、その楽曲を聴いて耳に心地良く感じるかどうかは、ドラムの音質によるところが非常に大きい。
ある程度の高品質低品質の尺度はありそう
ドラムの音質は十人十色、バンドの数だけある。
ズシリと重い音、クリアで抜けの良い音、粒が鮮明な音。
どういった音が好きかは好みの問題であるが、ある程度の高品質低品質の尺度はありそうだ。
ヘヴィな音楽なのにドラムだけ軽いもの
そんな中で私が余り好きでないのは、ヘヴィな音楽なのにドラムだけ軽いもの。
デスメタルでは結構見かける音質だ。
ブラストなんかかますとスコココ…ってな音になる。
例を挙げると、
「Cryptopsy」の「None So Live」。
「Kreator」の「Cause for Conflict」。
「After the Burial」の「Rareform」。
「Defleshed」の「Royal Straight Flesh」。
…などなど、たくさんある。
これも好みの問題
楽曲の質自体が良いものであったりすると、余計に「ドラムの音がもう少し良ければなぁ…」と悔しい思いをすることになる。
しかしこれも好みの問題なので、こういった音が好きな人もいるのだろう。
ちなみに私の好きなドラムの音は、
「Sepultura」の「Chaos A.D.」。
「Carcass」の「Heartwork」。
「Slayer」の「South of Heaven」。
「Terrorizer」の「World Downfall」。
「Pantera」全般。
…などだ。
ホント、音作りってのはデリケートな仕事だ。
2010.1.19 Freakz
〈追記〉
これはもう15年近く前に書いた文章なのか。
15年も経つと人の好みも変わるもので、軽い音質のドラムでも、例えば「Slipknot」は似合っている気がする。
「Dream Theater」のMike Portnoyなんかは、結構軽めの音質で仕上げるのが好きみたいだし、私も好きだ。
エンジニアではAndy Sneapの作る音が私は抜群に心地よい。
「Carcass」の「Surgical Steel」なんかは、これ以上ないんじゃないかというくらい至高のレベルに達している。
他には「Arch Enemy」の「War Eternal」の音質なんか心地よいよなぁ。
まぁ全てに共通することは「中身」がきちんと伴っていること。
ぜひFreakzのアルバムも手に取ってみて。
素人なりにミキシング頑張ってるんだから!
2024.12.3 Freakz
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