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初めに
行ってまいりました、人間椅子「踊る一寸法師」再発記念ワンマンツアー。
青森会場はファンクラブ先行でソールド。
つまり実質的にファンクラブ限定公演となりました。
私の番号は27番でなかなかいい感じ。
抽選で決めてるのかな?
会場に入りドリンクを買い4列目をゲット。
ふっふっふっ、東京ではこんなに側では見れまい。
さぁ、客電が落ちてライブスタート。
新青年まえがき
此岸御詠歌…じゃない!
登場SE変えたのね。
これもまたなかなか良いではないか。
これからのライブへの期待感が高まる。
アルバム「新青年」の冒頭に収められた曲だものね。
モスラ
さすが踊る一寸法師ツアー、アルバムの1曲めからスタート。
以前聴いたのはいつだったろうか、東京で観たファンクラブ限定のライブ以来のような気がする。
拍子がコロコロ変わって気持ちいい。
鈴木の声もよく出てる。
ギリギリ・ハイウェイ
さらに「踊る一寸法師」から明るめの一曲。
30歳のときの曲だから和嶋は高音がきつそうだけれど、まぁ出なくてもいいんだ。
それらも含めてライブ。
なぜかカラオケに入ったんだよなぁ、当時。
どの会社のカラオケだったかは忘れてしまったけれど。
夜明け前
新譜「苦楽」からの1曲。
苦楽ツアーを私は観ることができなかったので、ライブで聴くのは初めて。
「苦楽」の中でも最も重厚な構成の名曲。
いわゆる人間椅子らしい曲、ということになるかな?
3人共楽しそう、ライブできる幸せを噛み締めているようだ。
神々の行進
もう一曲新譜から。
声出しできないのが残念だが、心のなかで「エイエイオー」。
拳を掲げて、自分が楽しんでるよとメンバーに伝える。
どだればち
これはライブでも定番の1曲で、津軽弁全開のナンバーだ。
Black Sabbath風のリフと民謡のようなメロディーが相性がいいだなんて、とんでもない発明だと思う。
時間を止めた男
これは聴きたかった!
多分ライブで聴いたのは初めて。
アルバムの中では目立たない曲になるかと思うけど、複雑な構成が冴える名曲。
ライブ会場に足を運んだ甲斐があるってなもんだ。
踊る一寸法師
これはもう、鈴木の独壇場。
ナナフシを意識した例の踊りとともに、どんどんノッてきているのが分かる。
表情も、目を見開いたり、舌を出したり、もうずっと観てられる。
基本和嶋の方を主に観ている私でも、この時ばかりは鈴木に釘付けになったよ。
暗い日曜日
これも定番曲、名曲。
アルバム「羅生門」でメジャーを抜け、インディーズから出すということで、作りたい曲しか作らないぞ、と意気込んで作ったアルバムだろう。
そのなかにこういうポップな曲が入ってくるのがまた興味深い。
中盤のプログレパート、20年くらい聴いてるけど未だにどうなってるのか分からない。
泥の雨
これも久しぶりに聴いた!
土砂降りを思わせるバスドラの連打、しとしとと降る小雨を思わせる和嶋のギター。
人間椅子の中でも異色の作品で、どの曲とも似ていない。
月夜の鬼踊り
今回のライブの地獄コーナーはこちら。
これもずいぶん久しぶりに聴いた気がする。
スローに体を揺らしていると、まるでトリップしているような感覚になってくる。
無情のスキャット
長尺で凝った展開の1曲。
Youyubeで海外でも話題になった。
詞は和嶋の直情のようで、感動的ですらある。
至上の唇
ノブコーナーは「苦楽」から。
「今すぐ!」って叫びたーい、けど仕方ない、拳を上げて応援だ。
一時期、人間椅子はノブが2曲歌うようにしていた時期もある。
あれ復活してくれないかなぁ。
でないと、過去のノブ曲がなかなか聴けない。
赤と黒とか聴きたいなぁ。
幸福のねじ
若さゆえの衝動と、熟練ゆえの構成美が同居した名曲中の名曲。
一筋縄ではいかない拍子と展開、歌詞の異常性。
どこを切り取っても素晴らしいの一言。
感無量である。
ダイナマイト
本編ラストはダイナマイト!
何度も聴いている曲だけれど、ノブのドラムの切れ味がいつもより増している気がした。
ハットの刻みを細かく変えたかな?
ヘドバンして暴れまくりましたとも、ええ。
羽根物人生
ここからアンコール。
和嶋はダブルネックのギターで、上が12弦のもの。
うーむ、カッコいい。
振り幅の広い人間椅子を堪能できる1曲。
まるでフォークのような演奏に、フロント二人の美しいハーモニー。
これもライブで聴いたのは初めてで嬉しかった。
なまはげ
この曲、不思議なことに何度聴いても飽きないんだよなぁ。
出来の良いリフ、凝った展開、一方で分かりやすいメロディー、非の打ち所がない名曲だ。
特にソロに向けて徐々に盛り上がっていく展開部が大好き(鈴木の顔芸も含めて)。
針の山
アンコール2回め。
聞く話によると、「苦楽」ツアーではセットリストから外していたようで、やはり必要と判断したのかな?
メンバーもステージを駆け回って楽しそうにプレイ。
最後は二人並んで楽器を担いでの背面弾き。
和嶋はいつもやるけど、鈴木がやってるのは初めて見た!
こういうお客さんを飽きさせない仕掛けを用意してくる、その真摯な姿勢がファンを離れさせないのだなぁ。
終わりに
いつもそうだけど、今回のライブもひときわ雰囲気の良いライブでした。
ベースの音が出なくなったりハプニングもあったんだけど、全く焦っていない鈴木がすごい。
56歳の3人組、まだまだ我々を楽しませてくれそうである。
最高の夜をありがとう!
2022.3.4 Freakz
(追記)
人間椅子のライブの魅力の一つに、まったりとした軽快なMCもあるよね。
今回も面白いエピソード盛りだくさんだったから、MCは別項でまとめます。
2022.3.4 Freakz
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