ライブレポート 筋肉少女帯 2013.6.22 中野サンプラザ

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初めに

筋少のデビュー25周年ライブに行って来ました。

筋肉少女帯メジャーデビュー25周年記念「4半世紀 LIVE」。

中野サンプラザの前にはかなりの人だかり。

17:30開場に対して17:00頃に到着。

まずは近くの店で牛たん定食を食べて腹ごしらえ。

18:00開演なのだが、30分で本当に入りきれるのか?

人だかりにはオーケンや橘高のコスプレの人が目立ってる。

中には最新アルバムのオーケンの格好を忠実に再現してる人もちらほら。

中野サンプラザの収容人数は2222人で、それがソールドアウトなのだから、筋少の人気はかなり高いなぁ。

席は指定なので早めに並ぶ必然性も感じず、ゆっくりと会場に入る。

ライブ前にビールを飲むのは習慣なのだが、ビールはなんと売り切れ!

仕方がないからハイボールを飲んでいざ出陣。

冒頭、いつものようにエディのピアノソロでスタート。

マタンゴの最初で弾いてるアレだ。

サンフランシスコ

エディがいるからこの曲は外せないよね。

エディと橘高の掛け合いが見どころだ。

橘高がソロを弾いている時にエディが変な動きをしていて面白かった。

オーケンは歌詞をだいぶ間違っている。

いつものことだが。

くるくる少女

最新のセルフカバーアルバムから多くの曲をプレイすることが予想されたが、まずは橘高作曲のこの曲。

相変わらずの名曲。

オーケンのボーカルは意外と安定。

どうやら表示された歌詞を見ながら歌っている模様。

機械

これもセルフカバーからの1曲。

もともと人気の高い、本城作曲のナンバーで、私も大好きな1曲。

筋少のポップ性が炸裂だ。

ワインライダー・フォーエバー

以前観た人間椅子とのツーマンでも披露された1曲。

弦楽器3人が楽器を置いてラップをするあたりが盛り上がって、人気も高いのだろう。

元はアンダーグラウンド・サーチライの曲で、歌詞は非常に秀逸。

日本印度化計画

デビューして四半世紀が経った記念に何かよこせと客を煽るオーケン。

その流れで、俺にカレーを食わせろってなわけだ。

その辺のMCの流れはやっぱりオーケン、小気味が良い。

演奏もやっぱ筋少は上手いなー。

抜群の安定感だ。

曲は言うまでもなく名曲。

妖精対弓道部

新曲その1。

本城作曲のポップ曲でこれがまた出来がよろしい。

歌詞の元ネタはオーケンの短編小説だ。

久々に本城の作る歌メロが炸裂している感じだ。

これでいいのだ

古くから演奏続ける定番の1曲だ。

本城の細かいカッティングが堪能できる稀有な1曲でもある。

サビの高音部「こーれーでーいーのーだー」はオーケン一回も歌わず。

すべて客に歌わせていた。

出ないわけではないのにと思うのだが、やっぱ歳かな?

じーさんはいい塩梅

SEに合わせて客と一緒に大合唱。

オーケンののほほん節が堪能できた…が、なぜかSE。

香菜、頭を良くしてあげよう

本城のポップが炸裂する1曲。

最も成功した彼の作品の一つだろう。

歌詞のオチは何度聞いても涙を誘う。

オーケンも恐らく気に入っている曲なのだろう。

ソロでもカバーしてたりする。

孤島の鬼

非常に文学的な曲で、セルフカバーのラストに収録。

「仏陀L」収録のバージョンとは異なり、「80年代の筋肉少女帯」に収録されていたものに近い。

私はどちらかというと、「仏陀L」収録版の方がシンプルで好きだな。

曲終わりでオーケンが明かすには、本来なら「じーさんはいい塩梅」から「孤島の鬼」の3曲は、高齢となった客を慮って着席のうえで聴いてもらう算段だったらしいが、段取りを間違えたらしく、立ったままでした。

踊るダメ人間

これまたセルフカバーアルバムに収録の曲で(何度目のリレコーディングだ?)、歳をとった客のためにアレンジを変えて、少し短くしたとのこと。

ノスタルジーだと言われようが、私は「断罪、断罪、また断罪!」収録のバージョンが最上だ。

「ダーメ!」ってジャンプするのは楽しいけどね。

イワンのばか

まず必ずプレイされるであろう名曲。

橘高の魅力が凝縮されている。

サビの歌メロ、ソロの盛り上がり、どれをとっても至上の一品だ。

どうしたって、再録より「月光蟲」収録版を推しますがね。

「ツンドラの 色が綺麗と イワン言い」って句は絶対必要だと思いません?

蜘蛛の糸

ダメ人間→イワンときて、次にこの曲か! と不思議に感じた。

曲は良いんだけどね。

ツアーファイナル

CDで聴いたときはいまいちピンとこなかったのだが、ライブで聴くと盛り上がるね!

コールアンドレスポンスをしっかり覚えてなかったから、乗りきれなかった部分があるけど、これはこちらの勉強不足。

改めて良い曲だと思った。

何か特撮の曲みたい。

トゥルー・ロマンス

本編のラスト曲。

そして名曲。

もともと好きな曲で、聴く機会に恵まれて嬉しい。

歌詞も感動的で、すごく好きな1曲だ。

2000人でラブゾンビだ!

少女の王国

ここからアンコール。

席があるもんだから客はみんな着席してアンコールの手拍子をしていたのだが、いきなり橘高と本城が出てきてびっくりした。

これも昔から大好きな曲で、是非ライブで聴いてみたいと思っていた。

何度聴いても泣けるメロ&歌詞だ。

橘高天才、オーケン天才。

キノコパワー

初期の名曲。

セルフカバーアルバムで聴いて改めて凄さを感じた。

残念ながらオーケンの高音が出なかった。

もちろん盛り上がったのだから、「Sister Strawberry」と比べるのは野暮かもしれない。

再殺部隊

完成度高いよねー。

これだけ壮大な詩世界が、あの短時間に収まっているのが奇跡だ。

今回のライブの中では最も激しい1曲だろうね。

大迫力で、文句なし。

ラストの高音も、さすがにオーケンは気張って出してました。

中2病の神ドロシー

新曲その2。

橘高作曲のポップ曲。

聴くたびに魅力が増すなぁ、この曲。

コード進行が橘高らしく、複雑で難解。

こういうのって橘高にしか作れないと思う。

うーむ、天才。

釈迦

本来はドロシーで終わる予定だったが…とオーケン。

しかし、「25年、そのバンドはいなかった」で終了ってのはいかがなものかってことで、あえてド定番で勝負してきました。

ってなわけで釈迦です。

筋少のライブは今回を含めて2回しか観たことなくて、だからなのかもしれないけど、釈迦はすごく盛り上がった。

長年ライブの最後の曲として君臨しているにはわけがあるね。

だって、盛り上がるもん。

最高の気分だ。

終わりに

計20曲でライブは終了。

このライブは録画され、DVD化されるらしく、MCはほとんどカットされるとのことだったが、そのMCの面白いこと!

レポートには書いていないが面白いMCが満載だった。

これはオーケンの才能によるところが大きいだろう。

2013.6.25 Freakz

〈追記〉

時の流れは速いもので、このレポートも10年以上前のものなのか。

先般、中野サンプラザは閉館し、もう行きたくても行くことができない。

2023.3.14 Freakz

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