初めに
行ってきました。
「人間椅子」と「Headphone President」のツーマン。
題して「鋼鉄和洋折衷」。
仙台フォーラスの地下2階にある老舗のライブハウス、Club Junk Boxだ。
後に鈴木もMCで語っていたが、良い意味で古くて汚く、味がある。
入り口でスタッフの方に、どちらを見に来たか聞かれ、「人間椅子」と答える。
ドリンクチケットをビールに交換する間、次々と入ってくる他のお客さんを見ていたが、全員が「人間椅子」と答えていた！
割と狭めなライブハウスだ。
とりあえずSEに耳を傾けながら、ビールを飲み、少しずつテンションを上げる。
Tシャツは、さすがにツーマンだし、「人間椅子」が8、「Headphone President」が2くらいの割合かな。
「Sonata Arctica」を着てる人も見かけたけど。
まずは「Headphone President」がスタート。
予習ゼロ。
キレーなお姉さんがボーカル。
グロウルとクリーンボイスをきっちり使い分ける、なかなか器用な方だ。
やっぱ総合してボーカルの人の存在感が全てだったな。
動きも奇天烈だし、急に病んでる人みたいになったり、終盤のMCは宗教がかっていたよ。
此岸御詠歌
「Headphone President」が去り、いよいよ「人間椅子」が登場。
新調きゅらきゅきゅ節
おお！ おお！ おおお！
「人間椅子」のライブでこんなタテノリな感覚を味わえる日が来るとは。
ぴょんぴょん飛び跳ねて盛り上がったー！
爆弾行進曲
ふむふむ、新譜に付録していたDVDに近い選曲になるのだな、イントロを聴いて思った。
好きな曲で、ライブで聞いたのもこれが初めてかな？
以前もあったかしらん。
中盤に軍歌みたいになって、みんなで「ハイ！」って叫ぶとこ、あれ盛り上がるねー。
初めて聴いた時（小学生の時だ）はドリフみたいだって思ってたけど。
表徴の帝国
新譜の中で久々にプログレしている1曲。
9/8から7/4と、なかなかに複雑。
でもどうなんだろ、「どっとはらい」とか「人面瘡」の方が複雑かな。
まだ聴きこみが足りず、ピンと来ない。
月のモナリザ
何だか意外な選曲に感じられた。
ラストのソロを長くとって終了。
「この長いソロがハードロックなんだ」と和嶋。
「Headphone President」の短いソロに欲求不満だった私はとても痛快に感じた一言でした。
地獄の料理人
炸裂、鈴木ワールド。
残虐な世界が何故かユーモラスに語られる秀作だ。
客みんなで「やーいてくうかっ！」って叫んだよ。
こりゃ良い曲だな。
時間からの影
これも意外だった選曲。
ただ、この曲は大好きだー！
またLovecraftを読みたくなってきたなー。
最初はぴんとこなかったこの曲も、今やお気に入り。
「人間椅子」の楽曲ではしばしばこういうことが起こる。
なまはげ
東北弁で曲紹介をする和嶋が超カッコよかった！
あ、そういえば和嶋は髪を再び伸ばしてるみたいだね。
後ろで束ねてたよ。
うん、短髪より似合ってる感じだな。
曲は名曲だよ。
期待を裏切らない感じの曲だ。
従来ならアルバムの1曲めに持ってきたと思う。
踊る一寸法師
とにかく鈴木のパフォーマンスが圧巻。
あの、徐々に盛り上がってくるあたりの鈴木がすごすぎる。
例のナナフシを模した妙な動きも飛び出して、見ているこっちもテンションがマックスだよ。
いつもは和嶋の運指を見てる私だが、この曲ばかりは鈴木ばっかり見てた。
黒い太陽
主題のリフがキャッチーでカッコ良いね！
以前は聴いたことがあっただろうか？
蜘蛛の糸
何だろう、この曲のリフってこんなにカッコ良かったっけ？
シンプルなリフなんだけど、強烈にカッコ良いね！！
客席はすんげぇ盛り上がったよ。
タイトルコールの前には「赤と黒」を期待してたんだけど、いざプレイが始まると、この曲もたまらんなぁ。
人面瘡
なんとなーく、演るんじゃないかなーと予想してた1曲。
そして、やっぱり聴きたかった1曲だ。
今の「人間椅子」ももちろんすごいのだけれど、この若いころに作った曲ってのは、やっぱ別格に響くよ。
実際アイデアのつまり具合が現在の比ではないと感じる。
針の山
いつもより少しスピードが足りないかな、と感じたけど、こっちの首もだいぶ疲れてきていたから、丁度良い。
汗だくになって、叫んでしまった。
声が枯れるほど叫んだライブはいつ以来だろうか？
迷信
アンコール曲。
新譜の中で最も聴きたかった曲の一つだ。
（ミス・アンドロイドも聴きたかったなー）
これは盛り上がるねー！
今後もプレイされそうな予感がする。
定番になるかも。
終わりに
しかし、相変わらず「人間椅子」はカッコ良い！
25年間ずっと変わらずカッコ良いのだ。
もー、出来る限り「人間椅子」のライブは行くぞ！
東北ならどこでも行くぞー！！
2014.7.21 Freakz
（追記）
この記事は2014年7月。
この頃から和嶋は髪を伸ばし始めたのか。
もっと昔から長髪のような気がするけれど、意外と最近なのね。
そして、また書いてるわ、よほどこの時期「ミス・アンドロイド」聴きたかったんだな。
確かライブの数日前に観に行くことを決めたんだ。
この頃はまだ当日券とかも出てたし、自分も独身で身軽だったんだなぁ。
2023.7.5 Freakz
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