持ち歌が100曲以上ある
———-これは新しいシリーズだね?
そう、Freakzはキャリアだけは長いから、持ち歌が100曲以上あるんだ。
その昔の曲たち、いわゆる「習作」だね。
それをこうして少しずつYoutubeにあげていこうかと思ってね。
———-持ち歌多いねぇ。
あくまでも「習作」だから、披露できないレベルのものもたくさんあるよ。
出来の良いものを順次アップしていくのさ。
———-良いアイデアじゃないか。
だろ?
コナン・ドイルの小説で、名探偵ホームズが初めて登場したもの
———-どうして緋色なの?
知らないかい?
コナン・ドイルの小説で、名探偵ホームズが初めて登場したものだよ。
———-それは「緋色の研究」じゃないの?
調べてご覧、「緋色の習作」でも刊行されているよ。
習作のほうが訳としては正確だと言われてもいるね。
———-研究のほうがカッコいいなぁ。
だから研究で認知されてるんだろ。
まあ、つまり習作を紹介していく企画だから、そこに好きな小説の名前を乗っけただけさ。
編集点の多さは、自分がアマチュアであると言っているのと同じ
———-このシリーズは一発録りでやるんだね。
そう、そこが一番のポイントだ。
これはね、YoutuberやTikToker達へのアンチテーゼだよ。
———-また小難しいことを…
観てご覧よ、人気のあるYoutuberの動画を。
編集点だらけでびっくりするよ。
———-確かに多いね、編集点は。
編集点の多さは甘えだ。
———-…それは言い過ぎ。
言い過ぎなもんか、大して考えもせずに何となく動画を録って、好き勝手に切り貼りして繋いで、見苦しいったらありゃしない。
———-それは仕方ないよ、俳優さんやタレントさんと違って素人なんだから。
まさにそう、編集点の多さは、自分がアマチュアであると言っているのと同じなのさ。
———-でも人気もあって、お金を稼いでいる人達も多いよ。
僕は大衆に迎合しない。
そういうのを楽しめる人相手に動画を作って金を稼げばいいさ。
———-なんだかなぁ。
それがライブ感を生み出す
一発録りは大変だぜ、練習もしなきゃならないし、緊張もする。
でもそれがライブ感を生み出すんだ。
———-じゃあ生配信もやりなよ。
う、それはまた今度。
———-…だめだこりゃ。もういいから曲の話を聞かせてよ。
僕が大学生の頃に作ったもの
曲はね、僕が大学生の頃に作ったものなんだ。
記録によると2000年の作品だね。
———-作詞がYOSHIFUMIさんになってるね。
うん、大学のときの友人だからね、彼は。
詞を先にYOSHIFUMIが書いて、それに曲をつける、という流れで試みてみようとなったんだ。
どちらが先に言いだしたんだったかな、忘れた。
———-詞が先なんだね。
そう。
つまりクソ速ぇ曲ってこと
プラス、YOSHIFUMIから作曲に当たっての条件が提示された。
———-条件?
BPM230以上。
つまりクソ速ぇ曲ってことだな。
———-へぇ、面白いね。
ほんと面白いんだ。
制限がかかるってことは、発想の自由度が減るような気がすると思うけど、そうじゃない、逆なんだ。
———-逆に自由に考えられる?
そう、制限なしで考えたときよりも、色々なアイデアが出てくる。
これは初めての経験でファンタスティックだったな。
———-へぇ、不思議なもんだね。
とにかくそういった経緯で出来上がったのがこの「指先」って曲なのさ。
そうポンポンとは発表できなそう
———-苦労した点は?
過去曲と言っても、リレコーディングだ。
2000年のミックスはしょぼいから、一からやり直してる。
だから時間は結構かかる。
———-そうなのか。
あとは、歌詞を暗記するのに時間がかかったね。
特に自分の詞じゃないからさ、言葉がスムーズに出てくるまでかなり時間がかかったよ。
———-なるほどねぇ。
映像と歌を一発録りして、そこからコーラス録り、ミキシング、マスタリング。
そうポンポンとは発表できなそうだね。
———-まぁ、時間がかかっても良いものを作ることが君の美学のようだから、何も言わないよ。
分かってくれて嬉しいよ。
次回作も楽しみにしていてくれよな、STAY METAL!
2022.9.21 Freakz
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