最高レベルの実力
帝王「Slayer」のボーカル。
スラッシュメタルのボーカルとして、最高レベルの実力をもつ。
とにかく彼の声はカッコいい。
しかし、彼のボーカルは不変ではなく、徐々に変化をしてきている。
好みによって結構分かれる
「Show No Mercy」「Hell Awaits」期は、高音で水っぽい、ぐしゃっとした声質。
ハイトーンのシャウトも頻発される。
「Reign in Blood」「South of Heaven」期は、水っぽさが減り、力強く安定した声質になった。
シャウトは要所要所でキメとして使われる。
「Seasons in the Abyss」以降はシャウトの使用はなくなり、徐々に野太い声へと変化していく。
どの時期のTomのボーカルが好きかは、好みによって結構分かれるようだ。
最近の男らしいボーカルが好きだという意見も多い。
両極の2種類の声質
私の好みは、スタジオライブ盤「Live Undead」のときのボーカル。
吐き捨て型のガラガラ声と、ハイトーンシャウトの両方を使い分けている時期で、あまりに両極の2種類の声質を出せるということは、奇跡に近い。
若いからこそできたボーカルスタイルであろう。
ハイトーンシャウトを使わなくなった(出なくなった)ことが、Tomのボーカルにおける転機だと思う。
スラッシュメタルで、あんなシャウトを使うボーカリストがいただろうか?
昔も今も、Tom以上にかっこいいシャウトはない気がする。
スタイルは変化し続けているが、とにかくカッコいい声で「Slayer」の楽曲を彩る。
彼の存在は「Slayer」にとってかなり大きい。
2010.3.10 Freakz
(追記)
「Slayer」が活動休止に入ってからもうかなりの年月がたった。
何度も書いてるが、私は死ぬまで待つ、否、死んでも待つからな。
「Slayer」は「解散」じゃない。「活動休止」だ。
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